海外サイト「vg247」で、「メガシンカ」に関してNianticのシニアプロダクトマネージャーであるMatthew Slemon氏や、シニアゲームデザイナーであるLaura Warner氏が言及した内容が紹介されています。
こちらでは、その内容を日本語意訳でご紹介します。
メガシンカについてNiantic社員が言及した内容
メガシンカできるポケモンについて
現時点では、ポケモンGOに4種類の新しいメガシンカポケモンが登場予定となっています。
これらは初代「カントー地方」のポケモンに焦点を当てており、4種のうち3種は「御三家ポケモン」です。
メガフシギバナ | メガリザードンX | メガカメックス | メガスピアー |
御三家ポケモン3種は「メガレイド」から入手でき、メガスピアーは新しいスペシャルリサーチから入手できます。
NianticのシニアゲームデザイナーであるLaura Warner氏は、「VG247」にこのように語りました。
メガシンカのいくつかのステップをプレイヤーが理解するのに役立つリサーチがあり、その過程でメガスピアーに必要な「メガエナジー」が数回入手できます。
XとYのバージョンを数えると合計48種のメガシンカポケモンが存在しますが、Nianticは新しいレイドでマップ上を溢れさせないように、最初はこれら4種に焦点を合わせています。
今後、より多くのメガシンカポケモンが定期的にリリースされる予定のようです。
NianticのシニアプロダクトマネージャーであるMatthew Slemon氏は、このように語っています。
これまでの伝説ポケモンを通して感じたことがあります。
Laura Warner氏は、下記のように付け加えました。
私たちは、メガシンカポケモンたちが輝くための時間を確保し、トレーナーがメガシンカポケモンたちと戦ったり、メガエナジーを獲得したり、メガシンカさせたりと、トレーナーがメガシンカポケモンたちとじっくり過ごす時間を確保したいと考えていました。
そのためには少ない種類から始めて メガシンカポケモンを交代させるのがベストだと考えました。
とてもワクワクするものをいくつか計画していますが、今は、これらの4種のポケモンに焦点を合わせています。
すべてのメガシンカポケモンのための、本当に素晴らしい計画をいくつか考えているんです。
また、これらの現在のメガシンカポケモンは、強力なポケモンとしてトレーナーのチームに追加されますが、他のすべてのポケモンを完全に駆逐することはできません。
メガシンカポケモンのCP値は、トレーナーレベルなどの既存の要因に応じて変わります。
代わりに、Nianticはマルチプレイヤーの可能性に集中することを選択します。
Matthew Slemon氏は下記のように説明しました。
そして、それらは彼らが期待しているものにかなり近いです。
より広範囲にポケモンシリーズを見てみたとき、私たちは多くの要素を原作ベースにしていますが、私が思う最強のステータスポケモンは、メガレックウザです。
これは、ポケモンの世界で最も高いベース種族値を記録しています。
メガレックウザ |
特に、伝説のメガシンカポケモンが登場し始めたときには、天文学的なCP値を示すことができるでしょう。
今のところ、私たちはメガシンカのチーム面にもっと重点を置きたいと思っています。
そのリーダーシップの部分の方が面白いと思っています。
数学を教えるというよりは、チームとの連携を正しく取ればチームの力が上がると言った方が面白いですね。
レイドバトルやジムバトルを行う際、一度に使用可能なメガシンカポケモンは1匹だけですが、そのメガシンカポケモンのタイプのすべての攻撃がブーストされ、相乗効果のあるチームがバトルで有利になります。
たとえば、メガリザードンXは、ドラゴンタイプの攻撃を強化することができます。
メガレイドとメガエナジーについて
トレーナーは、通常のレイドパス(プレミアムバトルパスも含む)やリモートレイドパスを使用して、新たに登場する「メガレイド」に参加できます。
ポケモンをメガシンカさせるのに必要な「メガエナジー」を入手するには、その特定のポケモンが出現するメガレイドで複数回勝利する必要があります。
Laura Warner氏は、下記のように語りました。
メガカメックスと戦うとメガカメックスエネルギーを入手でき、レイドで通常のカメックスを捕まえるチャンスがあります。
一度メガシンカポケモン1匹分のメガエナジーを使い切ってしまった場合、同じポケモンを再びメガシンカさせる際のコストが大幅に下がります。
Matthew Slemon氏は下記のように説明しました。
まだ多くの調整を行っているところですが、最初のメガシンカは大きな成果であるべきだという哲学があると思います。
そのためには、何度かレイドを繰り返す必要があります。
ロックを解除した後は、コストが大幅に下がります。
メガシンカさせた後もメガエナジーは必要ですが、その量はかなり減るということなんです。
私たちは、これを「ロックを解除すること」として考えています。
つまり、メガシンカすることは、そのポケモンがメガエナジーに対してより反応しやすくなる能力のロックを解除したことになります。
これは、時間の経過とともに大きくなるようなコストの減少ではありません。
Nianticにとってのメガシンカポケモンのもう一つの目的は、伝説ポケモンが高レベルトレーナーにとって唯一の最上位の選択肢であるというプレッシャーを取り除くことでした。
原作シリーズのゲームと同様に、メガシンカポケモンはすぐに元の形に戻ります。
これは、ただのボックスというよりも、よりインタラクティブ(=双方向の、相互作用のある)なゲームの一部にすることが目的とされています。
Matthew Slemon氏は下記のように語りました。
伝説レイドに人気があるのはわかっていますが、伝説ポケモンの数は決まっているので、伝説ポケモンだけがレイドに参加してくれるということにあまり力を入れたくなかったのです。
『レイドをやって、メガシンカポケモンを捕まえて、それだけで終わり』というのは、シリーズのコンセプト的には、これまでのメガシンカにはないものだったと思います。
メガシンカの実装を、レイドの次のステップとして活用していきたいと考えています。
最速のレイドタイムを狙うことができる新たな連携という側面もあり、レイドのやり方が少し変わってくることを期待しています。
レイドバトルの仕様変更について
メガポケモンの導入に加えて、NianticはポケモンGOのレイドの「協力的な要素」を微調整しようとしています。
まず第一に、従来の「チームダメージボーナス」が削除され、バトルパーティがレイドバトルをどれだけ早くクリアしたかに応じて、より多くの報酬が得られる「クリアスピードボーナス」に置き換えられます。
これにより、レイドバトルが開始される際にどのチームがジムを所有していたかが、チームベースの唯一のボーナスとなります。
メガレイドの場合は、超高速でメガレイドをクリアすると、より多くのメガエナジーをもらえるということです。
Matthew Slemon氏は下記のように語りました。
ほとんどの協力プレイのケースでは、トレーナーたちは自分のグループを小さなグループに分けて、一緒にプレイしていませんでした。
それは素晴らしいことではありません。
あなたがプライベートルームで同色の小さなグループでプレイすることができない場合や、あなたが少数派のチームにいる場合は、あなたはチームダメージボーナスの報酬を得られません。
それはこの機能の中ではあまりインタラクティブな部分ではありませんでしたが、今回のメガレイドからは、トレーナーができるだけ早く協力するようにインセンティブを与えられるようになり、より面白いものになっていると思います。
レイド開始前のジムの所有権争いには完全に満足しています。
ジムの所有権をめぐっては競争をするように作られていますが、レイドボスポケモンが登場した途端に協力することになっています。
それ以外では、レベル2とレベル4のレイドが削除され、それぞれ、一つ下のレベルのレイドと統合されています。
削除前と同様のポケモンが登場し、上位レイドと同じような報酬バンドルを持ちながらも、難易度は低くなっています。
どうやらトレーナーたちは、レイドバトルにかけた時間の投資に対して、報酬が魅力的な奇数レベルのレイドに惹かれる傾向があったようです。
原文 Pokemon Go Mega Evolutions: Everything you need to know about Mega Raids and Mega Energy – vg247
メガシンカ関連記事・解析情報
メガシンカの仕様や詳細、解析情報は、下記の記事で確認できます。
▼ メガシンカまとめ|メガレイド・メガエナジー・レイドバトルの変更点
▼ メガシンカできるポケモン一覧、ボックス検索方法、仕様まとめ