ポケモンの強化にはたくさんの「ほしのすな」が必要ですが、さらに複数のポケモンを優秀なアタッカーに仕上げようとするとかなりの量が必要になります。
とくにトレーナーレベル30未満の方は、どれだけ「ほしのすな」を使って強化していくべきか悩む方も多いのではないでしょうか?
今回は、「ほしのすな」をできる限り節約しつつジムバトルやレイドバトルを楽しむために、覚えておきたいことをまとめました。
PL20→PL30までのほしのすな&アメの投資は必要?
レイドバトルでゲットできるボスポケモンは、
- 高個体値(攻撃/防御/HP)
10/10/10~15/15/15 - ポケモンレベル20
で統一されています。
最近では、レイドボスにゴローニャが加わり、高個体値&ポケモンレベル20の安定したステータスを持つゴローニャもゲットしやすくなりました。
ただ、ジムバトルやレイドバトルで活躍できるポケモンのポケモンレベルを30レベルと考えると、良個体値のポケモンをゲットできたとしても、ポケモンレベル20からポケモンレベル30まで強化するために必要な「ほしのすな」75000個と「ポケモンのアメ」66個を追加して投資する必要があります。
PL20 | 強化 → ほしのすな75000個 アメ66個 | PL30 |
---|---|---|
ゴローニャ | ゴローニャ |
果たして、この投資は必要なものなのでしょうか?
上のゴローニャ以外にも当てはまりますが、ポケモンはポケモンレベル30を超えると能力が伸び悩む仕様になっているため、「ポケモンレベル30まではがんばって強化をしよう!」という方は多いと思います。
ここで少し、ポケモンレベル20とポケモンレベル30にはどれほどの差があるのかを見てみましょう。
PL20とPL30のポケモンの比較
ポケモンレベル20とポケモンレベル30のポケモンには、どれほどの違いがあるのでしょうか?
例として、攻撃ポケモンのゴローニャの攻撃性能を、ゴローニャにとって相性の良いリザードンを相手に、「ダメージ計算機」を使って調べてみました。
攻撃ポケモン | VS | 防衛ポケモン |
---|---|---|
ゴローニャ | リザードン |
今回は、両者とも個体値100%、防衛リザードンはポケモンレベル39.5で計算をしてみます。
与ダメージ値比較
ゴローニャの図鑑で見ることができる「オススメ技構成(コンボDPS)」で、一番コンボDPSの高い技構成としてご紹介している「いわタイプ」の技統一の技構成「いわおとし/ストーンエッジ」と、「いわタイプ」のゲージ技である「ロックブラスト」に注目しながら結果を見てきましょう。
「いわタイプ」の技構成である、
- 「いわおとし/ストーンエッジ」
- 「いわおとし/ロックブラスト」
は、リザードンの二重弱点を突いて「効果はばつぐんだ!(1.92倍)」で刺さる有効な技構成です。
さらに、ゴローニャは「ほのおタイプ」の技に耐性(0.714倍)があるので、「ほのおタイプ」の技しか覚えないリザードンはどんな技構成を覚えていたとしてもゴローニャが有利に戦えます。
殲滅スピード比較
次に、殲滅スピードの差を見てみましょう。
いわおとし/ストーンエッジ
ポケモン レベル | 通常技×回数 | ゲージ技×回数 | 殲滅スピード(秒) |
---|---|---|---|
PL20 | いわおとし x 15 | ストーンエッジ x 1 | 15.8 |
↓ -0.5 | |||
PL30 | いわおとし x 17 | ストーンエッジ x 0 | 15.3 |
いわおとし/ロックブラスト
ポケモン レベル | 通常技×回数 | ゲージ技×回数 | 殲滅スピード(秒) |
---|---|---|---|
PL20 | いわおとし x 13 | ロックブラスト x 2 | 15.9 |
↓ -2.7 | |||
PL30 | いわおとし x 10 | ロックブラスト x 2 | 13.2 |
「いわおとし/ストーンエッジ」の結果を見ると、ポケモンレベル30になっても殲滅スピードは思ったより伸びていませんね。
これは、ポケモンレベル30のゴローニャの通常技「いわおとし」の攻撃力が高すぎて、ゲージ技「ストーンエッジ」を撃つまでもなくリザードンを倒してしまうためです。
ゲージ技もしっかり撃つ場合、ジムバトルでは1ゲージ技の「ストーンエッジ」よりも、3ゲージ技の「ロックブラスト」のほうが活躍の機会が多いです。
名前 | タイプ | 威力 | CD | DPS |
---|---|---|---|---|
ストーンエッジ | いわ | 100 | 2.3 | 43.48 |
ロックブラスト | いわ | 50 | 2.1 | 23.81 |
「いわおとし/ロックブラスト」の場合、殲滅スピードはポケモンレベル20で15.9秒だったのが、ポケモンレベル30では13.2秒と、2.7秒短縮になります。
レイドバトルのように、通常技とゲージ技をしっかり撃ち切る長丁場の戦いでは、コンボDPSの高い技ほど生存時間内の与ダメージが多くなります。
1ゲージ技と3ゲージ技の違いについては、ウツボットの記事でも詳しくご紹介しているので、参考にしてみてください。
与ダメージの計算結果と殲滅スピード比較を見てみると、PL20のゴローニャよりもPL30のゴローニャのほうが、
- 与ダメージ
- 被ダメージ
- HP量
- 殲滅スピード
において数値が向上し、「有益な強さ」を持つことがわかりました。
やはり、PL20→PL30にするための「ほしのすな」投資は有益だと思われます。
ポケモンをゲットしたら「ほしのすな」の数でPLを確認してみよう
上記の検証で「PL20→PL30にするための『ほしのすな』投資は有益」とわかりましたが、ポケモンレベル30の進化形ポケモンをゲットする方法は強化以外にもあります。
トレーナーレベル30以上の場合、野生でゲットできるポケモンのポケモンレベル最大値は30になるのです。
野生でゲットしたポケモンレベル30のポケモンを「進化」させて戦力とするなら、「強化」のために「ほしのすな」を消費する必要はないので、技構成次第で即戦力として使えますね。
ポケモンレベルは分度器表示のグラフとなっていて、調べないと正確には何レベルなのかは不明なことが多いですが、強化のために必要な「ほしのすな」と「アメ」の数は全ポケモン共通です。
「強化に使うほしのすなとアメの数はポケモンのレベルで変わる!レベルごとの必要数と1回の強化で上がるCPまとめ」の記事でご紹介している表を見てみると、例えば「必要なほしのすなの数」が4500や5000のときの項目にはこのように書かれています。
必要な数 | 累計 | |||
ポケモンのレベル | ほしのすな | アメ | ほしのすな | アメ |
27 | 4500 | 4 | 96500 | 102 |
27.5 | 4500 | 4 | 101000 | 106 |
28 | 4500 | 4 | 105500 | 110 |
28.5 | 4500 | 4 | 110000 | 114 |
29 | 5000 | 4 | 115000 | 118 |
29.5 | 5000 | 4 | 120000 | 122 |
30 | 5000 | 4 | 125000 | 126 |
30.5 | 5000 | 4 | 130000 | 130 |
これを見ると、
- 強化に必要な「ほしのすな」の表示が4500なら、PL27~28
- 強化に必要な「ほしのすな」の表示が5000なら、PL29~30
というように、強化に必要な「ほしのすな」の数が何になっているかによって、ある程度のポケモンレベルを知ることができます。
※強化をしていないポケモンには、小数点以下が付くポケモンレベルはありません。
ということで、ポケモンをゲットしたときに一番注目すべきは、強化に必要な「ほしのすな」の数とも言えます。
トレーナーレベルは30を目指そう
野生のポケモンのレベルが30に到達するという意味では、とにかく到達しておきたいトレーナーレベルは30です。
ただ、大好きなポケモンを思う存分強化したり、バトルで新たな記録を残したい場合のことを考えると、トレーナーレベル38以上も目指したいところですね。
トレーナーによって考えが異なる部分ではありますが、トレーナーレベル30まで到達すれば、あとは「しあわせタマゴ」を購入してまで実現しようとせずに、ゆっくりと楽しみながらトレーナーレベルを上げていくという方法でも良いのではないでしょうか。
「ほしのすな」を徹底的に節約しつつバトルを楽しみたいなら、巣を活用しよう
強化に使う「ほしのすな」を徹底的に節約しつつジムバトルやレイドバトルを楽しむためには、ポケモンの巣を活用して最初からポケモンレベルの高い優秀なポケモンをゲットするのがおすすめです。
バンギラスなどは、ヨーギラスから進化するために合計125個のアメを必要としますが、中には巣を持っていて、アメを50個、または25個しか必要としないけど優秀なカウンターになるポケモンもたくさんいます。
例えば下記のようなポケモンたちです。
「(ポケモン)の巣・出現情報」の項目をご覧ください。
進化前 | 進化に必要な アメの数 | 進化後 |
---|---|---|
50個 | ||
50個 | ||
25個* | ||
50個 | ||
50個 | ||
50個 |
※イーブイからの進化先指定には、条件があります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
このようなポケモンたちを、強化に必要な「ほしのすな」の表示が4500(PL27~28)、または5000(PL29~30)の状態で捕獲した場合は、個体値にはこだわらずにさっそく進化させて活躍させることができます。
上記のほかにも、ゴマゾウ→ドンファンへの進化に必要なアメも50個ですね。
進化前 | 進化に必要な アメの数 | 進化後 |
---|---|---|
50個 |
ゴマゾウには上記のポケモンたちと違って「巣」がないため、大量捕獲がしやすいとは言えませんが、そこそこ出現するので育成対象としたいポケモンです。
進化させたポケモンレベル27~30のポケモンを未強化のままジムやレイドで戦わせてみると、十分な強さを感じることができるでしょう。
進化にはアメが必要ですが、ポケモンレベル27~30の進化前ポケモンを捕獲するまでの間に自然と十分な量を確保できると思います。
技構成は重要!進化ガチャをするか、わざマシンを使うかを見極めよう
最後に、アタッカーポケモンをジムバトルやレイドバトルで活躍させるときは、技構成が重要です。
進化させたアタッカーポケモンの覚えた技が最適な技構成でなかった場合、「わざマシン」を使って覚えている技を変更することもできますが、入手が簡単なポケモンなら「進化ガチャ」を選択するのがおすすめです。
「わざマシン」は貴重なアイテムなので、できるだけ入手が難しいポケモンに使用したいですね。
ポケマピの「ポケモンGO攻略図鑑」では、ポケモンごとの「オススメ技構成(コンボDPS)」を確認することができます。
技構成に悩んだら、ぜひ参考にしてみてください。
以上、ほしのすなを節約しつつジムバトルやレイドバトルを楽しむ方法についてご紹介しました。
まとめるとこのようになります。
- トレーナーレベルはとにかく30を目指す
→野生でゲットできるポケモンのポケモンレベル最大値が30になるため - 巣でPL27~PL30のポケモンをゲットする
- 「わざマシン」は入手しにくいポケモンに使うためにキープしておく
という方法で「ほしのすな」などのアイテムを節約し、下記のような「ここぞ」というときに有効に投資していきましょう。
- レイドバトルやタマゴ孵化で、高個体値&ポケモンレベル20のポケモンをゲットしたとき
- お気に入りのポケモンを強化したいとき
- 野生で、またはイベントで出現率がアップしたときに、高個体値のポケモンをゲットしたとき
トレーナーレベルやポケモンレベルを最大まで上げることができたときには、また違った世界が見られると思います。
最終的な到達を楽しみに、「ほしのすな」を節約しつつコツコツと優秀ポケモンを育てていき、バトルを楽しんでいってはいかがでしょうか?
コメント
今回の攻略記事のコメントはツッコミ3連弾からでしたが、改めて読み直して納得でした。チームに入る以前は個体値気にせず高CPのポケモンを強化(砂投入)しまくって後で低個体値(50%以下)とわかってからは高個体値厳選している状態でして。今は砂を貯めるのに必死でバトル(リザードンやハガネール。長時間防衛でスターミー。)で勝ったコにご褒美として強化(ポケモンレベルアップ)してあげることもせず…。とりあえずご褒美強化からスタートします。砂はようやく35万迄回復(溜まり)しました。まだまだたくさん砂が私には必要です。
ご指摘ありがとうございます!
ゴマゾウの誤表記を修正し、イーブイ進化形にブラッキーを追加致しました。
またお気づきの点がありましたらお教えください。
よろしくお願い致します。
・イーブイの進化後にブラッキーが抜けています。
・「ゴマゾウ→ドンファンへの進化」の表で進化前のポケモンがサイホーンになってます。
ゴマゾウがサイホーンになってますね。
イーブイ→ブラッキーが抜け(忘れ)てますよ~。