突然ですが皆さん、ジムに置かれている水タイプのポケモンと戦うとき、どのポケモンを選出していますか?
ポケマピの「バトルパーティ投稿掲示板」を見ると、多くの方がギャラドスやシャワーズ対策として、電気タイプのサンダースや伝説ポケモンであるライコウを加えているようです。
しかし「水だから電気でいけるだろ」と考えて対戦するとこちらの電気技が「いまひとつ」になり、思わぬ苦戦を強いられる水タイプポケモンがいるんです!
それが今回ご紹介する第三世代御三家・ミズゴロウの最終進化形であるラグラージです。
今回はラグラージのスペックとジム戦での活躍方法をご紹介したいと思います!
目次
ラグラージの基本情報
まずはラグラージの基礎スペックから概観していきましょう。
ラグラージ |
最大CP | 2815 | 42位 |
---|---|---|
HP | 200 | 22位 |
攻撃 | 208 | 67位 |
防御 | 175 | 116位 |
防御力以外では、初代御三家水ポケモンのカメックス、金銀御三家水ポケモンのオーダイルを上回っています。
カメックス | オーダイル |
ただし水ポケモンにはシャワーズやギャラドスという強ポケモンが揃っているので、それらと比べると若干物足りなさを感じるスペックですね……。
ギャラドス | シャワーズ |
ちなみにミズゴロウをラグラージに進化させるには、ミズゴロウのアメが125個必要です。
ミズゴロウ | ヌマクロー | ラグラージ | ミズゴロウのアメ 25個で進化 | ミズゴロウのアメ 100個で進化 |
ラグラージが優秀な理由
基礎スペック面ではまあそこそこ感が否めないラグラージですが、その特徴は弱点タイプの少なさと覚える技の優秀さにありまるんです!
弱点タイプが「くさ」タイプのみ
ラグラージのタイプは「みず」と「じめん」の複合です。
そして弱点タイプはなんと「くさ」タイプのみ!
ラグラージは「じめん」タイプ持ちなので、本来「みず」タイプが苦手とするはずの電気タイプ技を「こうかはいまひとつだ……(0.714倍)」にできるんです。
また「いわ」タイプにも耐性があるので、「みず」「じめん」を苦手とするサイドンなどの人気ポケモン対策としても使えそうです。
「くさ」タイプには二重弱点持ちですが、皆さんのジムバトル用スタメンバトルパーティを見てみると、草タイプをアタッカーに選ぶ人が少ない傾向にあるので、中々良い働きをしてくれそうな予感です……!
水統一「みずでっぽう/なみのり」の高火力
ラグラージの魅力は覚えられる技にも表れています。
わざ1(通常技)
わざ | 威力 | 時間 | 発生 | EPS | DPS |
---|---|---|---|---|---|
6 | 0.5 | 0.3 | 10 | 12 | |
6 | 0.6 | 0.35 | 11.67 | 10 |
わざ2(ゲージ技)
わざ | 威力 | 時間 | 発生 | DPS |
---|---|---|---|---|
78 | 1.7 | 1.4 | 45.89 | |
110 | 3.2 | 2 | 34.38 | |
144 | 3.6 | 2.7 | 40 |
「*」は現在新規で取得できない技、またはコミュニティイベントで取得した特別な技です。
水タイプ技の使い手としては、発動の早さに定評のある「みずでっぽう」、そして水タイプの2ゲージ技「なみのり」を覚えます。
「なみのり」は威力こそ水タイプの最強技「ハイドロポンプ」に劣りますが、2本ゲージ技は発動が早い分ダメージ効率が良いのがメリットですね。
コンボDPSだけで比較すると、「みずでっぽう/ハイドロポンプ」のシャワーズ(21.75)、「たきのぼり/ハイドロポンプ」のギャラドス(21.88)、そして「たきのぼり/ハイドロポンプ」のカイオーガ(21.96)よりも、「みずでっぽう/なみのり」のラグラージ(22.24)の方が上となっています。
ちなみに水技の使い手としてのラグラージの魅力については、ポケマピでも度々ご紹介させていただいている「ターシーチャンネル」さんで熱く語られているので、ぜひこちらもご視聴くださいね!
水ポケモンとしてのシャワーズとカイオーガは「でんき」と「くさ」、ギャラドスは「でんき」が弱点なので、「くさ」のみを弱点とするラグラージは用途の差別化が図れそうです。
「マッドショット/じしん」のじめん統一技構成
一方、「じめん」統一でラグラージを使う場合は「マッドショット/じしん」の技構成が可能です。
地面ポケモンと言えばサイドンやゴローニャあたりが人気ですが、いずれも新規で「マッドショット」を覚えることができないポケモンです。
(ゴローニャの「マッドショット」はレガシー技です。)
ゴローニャ | サイドン |
「マッドショット」は地面版「みずでっぽう」と言っても過言ではないほどサクサク発動できる優秀技です。
ゴローニャとサイドンは地面版「たきのぼり」的ポジションの「どろかけ」を会得しますが、火力優先でもっさりしているため、軽快さでは「マッドショット」が遥かに上回ります。
ステータス的には劣りますが、サイドンとは違い弱点タイプが「くさ」しかないので、地面統一でラグラージを活躍させるのも意外性があって楽しそうですね。
ラグラージのデメリット
色々と面白そうな点が多いラグラージですが、イマイチ感が拭えない点も多々存在するのが現状です。
水タイプアタッカーとしてはカイオーガに劣る
皆さんご存知の通り、水タイプには最強の呼び声が高い伝説ポケモンのカイオーガが存在します。
カイオーガ |
最大CP | 4074 | 2位 |
---|---|---|
HP | 182 | 49位 |
攻撃 | 270 | 7位 |
防御 | 251 | 14位 |
HPこそ低めですが、攻撃種族値270の鬼畜としか思えない圧倒的スペックで放つ「たきのぼり/ハイドロポンプ」は脅威以外の何物でもありません。
さらに最大CP4074(!)という仕様も相まってか、ジム攻撃用の水ポケモンとしてはシャワーズやギャラドスを抑えてダントツの人気を誇っています。
ラグラージが「でんき」に耐性を持っていることを考慮しても、水タイプ技の使い手としてカイオーガを上回ることは考えにくく、結局のところ下位互換感が否めないのが現状です。
カイオーガを「たきのぼり/ハイドロポンプ」、ラグラージを「みずでっぽう/なみのり」用として使い分けるのならいいかもしれませんね。
地面タイプアタッカーとしてもグラードンに劣る
また追い討ちをかけるようですが、地面タイプには同じく最強の呼び声が高い伝説ポケモンのグラードンが存在します。
グラードン |
最大CP | 4074 | 2位 |
---|---|---|
HP | 182 | 49位 |
攻撃 | 270 | 7位 |
防御 | 251 | 14位 |
グラードンの種族値はカイオーガと完全に同一です。
さらにサイドンやゴローニャとは違い、グラードンは「マッドショット/じしん」というラグラージと全く同じ技構成を会得可能なんです。
「じめん」タイプを苦手とするレジロック、レジスチルら相手にラグラージを活かすことも十分可能ですが、他にもファイヤー、エンテイ、カイリキー、グラードンなどの優秀選手たちがいるので、別に無理して使わなくてもいい、そんなポジションに落ち着いてしまっています。
それにしてもなぜナイアンティックはあんなに早い段階で第三世代最強のグラードン、カイオーガ、ついでにレックウザを解禁してしまったのでしょうか……。
ラグラージはジム置き向き?
ということで「みず」タイプとしても「じめん」タイプとしても何だかイマイチなラグラージですが、冒頭にも書いた通り、ジム置きして相手の「でんき」ポケモンに苦戦を強いる遊び方が楽しそうです。
ジムへの配置は、伝説ポケモンのカイオーガとグラードンでは出来ないことなので、運用面の差別化もできます。
フシギバナやナッシーなどの「くさ」タイプには抵抗できませんが、ラグラージは割と影の薄いポケモンという印象があるので(ディスってないですよ!)、でんき耐性があることを知らない敵、特にバトルパーティに水対策としてライコウやサンダースを取り入れているトレーナーにとっては、思わぬ脅威として立ちはだかってくれるはずです。
とは言え「ひこう」持ちのサンダーは「じめん」に耐性があるのでそこまで粘れないかもしれませんが……。
油断している相手の寝首を掻く、意外性のあるポケモンとしてジムに置いてみるのも新鮮で面白いはずです!
ということで今回はラグラージのスペックと用途について解説していきました!
ラグラージ愛好家のみなさん、オススメの活用法などがあればぜひコメントで教えてくださいね。
ラグラージの基本情報、覚える技、対策ポケモン、個体値計算
ラグラージの基本情報(種族値、弱点、耐性、進化の流れ、入手方法、相棒距離、捕獲率、逃走率)、覚える技、対策ポケモン、個体値計算は、図鑑に詳しくまとめてあります。ぜひ、ご活用ください。
ラグラージ |
コメント
何か批判的な意見が多いですが、ラグラージは水・地面複合タイプの中では一番優秀なステータスを持ってるし、草が二重弱点ではあるけど相手に攻撃の通りが悪い草タイプ選出を迫るという点では悪くはないです。
耐久もそれなりにあるので、炎・電気・岩のアタッカーを止めるという最低限の役割は担ってくれますし、攻撃技も水・地面どちらの構成でも活躍でき、読めないポケモンでもあります。充分優秀ですよ。
ラグラージが駄目ならジムに置けるポケモンはハピカビラッキーくらいになってしまいます。
ジムに空き枠があり、ハピカビラッキーがすでに置かれているという状況なら、ラグラージを置くというのは悪くない選択ですね。
ハピカビラッキー以外でよく置かれているのはカイリュー、ギャラドス、サイドン、バンギラス、ケッキングあたりですが、これらよりもラグラージのほうが防衛向きでしょう。
え?うーん草2重弱点の時点でジム置きは正直考えられないですね自分は
スタメンに草入れてなくても、他タイプでゴリ押しできる程度だし…
パーティー作るような人ならこいつの複合タイプ知ってるでしょうし、知らないようなライト層はどうせ自動選出でしょうから、電気出して返り討ちとかもない気が…
複合タイプでの耐性は優秀ですけど対人戦でも実装されないと輝かないだろうしなぁ…
ハイドロカノンを覚えれば、対人戦でかなり苦労するだろうなぁ
使えないポケモンを無理やりフォローするとこうなると言う、見るも無惨な記事。
そっとしといてやれよ。
伝説をさっさと出して誰でも獲れるようにしたのはやっぱ失敗だよね。
確かにこのゲームで出が速い技というのはとても大切で生存率に直結する。
天気に恵まれやすいことも考えるとグラードンは強い。
ジム配置前提で水地面で水技というのが、ヌマクローの生きる道なのだろう。
ラグラージのバトル面の記事なので
デイでミズゴロウがくれば、もしかしたらホウエン御三家として
「ハイドロカノン」を覚える可能性を追記してほしいです
まだゼニガメの発表すらありませんが…
ポケモンGoでポケストをタッチしたら電源オフになり 再起動したらアバターだけが出てフリーズ何度やっても同じようになりプレーが出来ない。
みず/じめん同じタイプ構成なのに全くもってふれられないヌオーさんが一言
「ぬおー!」