金銀の実装以降、圧倒的な強さでジムを占拠している「ピンクの悪魔」ことハピナスさん。
HPが非常に高く、まともに戦っても時間切れになってしまうことから、「ハピナス強すぎじゃね?」、「ハピナスうざい」、「ハピナス嫌い」とまで言われる始末。
ハピナス対策に使えるポケモンは色々いますが、ハピナスの技が事前に分かっていないと使えなかったり、技の回避に成功しなければ負けてしまうポケモンだったりと、「結局どいつがハピナス対策で使えるのか分からねえ……」と心が折れてしまう方も多いのでは?
そこで今回は、ハピナスの技構成が事前に分からなくても、ハピナスの技を避けるのに失敗しても勝てちゃうポケモンと技構成をまとめた海外調査結果をご紹介します!
ぜひ対ハピナスのジムバトルやトレーニングで使ってみてくださいね。
ピンクの悪魔ハピナス攻略方法!技を避けられなくても勝てるポケモンまとめたよ
「ハピナスキラーは○○だ!」という記事は沢山ありますが、ほとんどは使える技構成が限定されています。
さらに計算上の数値ばかりで、ゲージ技発動やエラーが起きて、ジム戦でハピナスの技を避けられなかった場合の被ダメージを考慮していないですよね。
ということで今回は、対ハピナスに使えるポケモンの全技構成を考慮して、完全に技を避けられなかった場合、どれくらいハピナスキラーのランキングが変動するかをまとめてみました!
ハピナス対策ポケモンのランキングの決定基準について
今回のランク付けには、ポケバトラーのダメージ計算機を使いました。
このダメージ計算機の「たまに技を回避できなかった場合モード」は、攻撃側と防衛側の技のスピードの両側面から、実際にジム戦をしたときに技を避けられずにダメージを受けてしまう割合を算出できるんです!
完璧というわけにはいきませんが、実際に人間がプレイしたときの状況にかなり近い数値が叩き出せている、はず。
この計算モードは今後、より精度を上げていくつもりです。
ハピナス対策ポケモンランキングでは、攻撃側ポケモンのポケモンレベルが30、防衛側ハピナスのポケモンレベルが30で個体値が100%(15/15/15)を想定しています。
ハピナスの技構成は全部で6種類あるので、今回は全ての技構成の平均値で計算してみました。
つまり、事前に防衛側ハピナスの技構成が分からない場合でも、ランキングに載っているポケモンで戦えばまあ何とかなるということですね。
ちなみに通常技が「しねんのずつき」の場合は、通常技/ゲージ技どちらも可能な限り全て避ける、「はたく」の場合はゲージ技のみできるだけ回避することを想定しているので、相手ハピナスの通常技によって行動パターンを使い分けてください。
ランキングは、ジムにハピナスが複数配置されていた場合の、
- 「ハピナスを何匹まで連続で倒せられるか」
- 「ハピナスを倒すまでに必要な時間」
- 「バトル終了時に必要なキズぐすりの種類と数」
の総合評価で順位が決められています。
人によってどこを重視するか異なると思うので、ランキング自体は絶対視しなくてOKです。
ちなみに、「③バトル終了時に必要なキズぐすりの種類と数」を重視する場合、1位になるのはダントツでカイリキーですよ!
ハピナスキラーのポケモンランキング!技が分からなくても、避けられなくても勝てるよ
バンギラス対ハピナス
総合評価で1位になるのは、「かみつく/ストーンエッジ」のバンギラスです!
バンギラス |
バンギラスは基礎種族値がゲーム内でも高く、さらに「マジカルシャイン」を除いた全てのハピナスの技に耐性があるので、ランキングにいる他のポケモンに比べてハピナスからのダメージを抑えられるのがポイント。
ただし、ハピナスに抜群を取れる技がないのと、他のアタッカーポケモンに比べて攻撃種族値低いので、倒すまでの時間は若干長くなります。
「かみつく/ストーンエッジ」のバンギラスは、どちらも発動時間が短く、攻撃を仕掛けつつ相手の技を避けるシチュエーションでは最高のパフォーマンスを発揮してくれます!
バンギラスの「かみつく」の唯一の弱点は、切り上げのダメージ閾値が5ではなく4に近くなることですね。
また、TL30のバンギラスとTL33のハピナスを比較した場合、倒すまでの時間が10~15秒長くなり、バンギラスの総合評価は下がります。
それでもTL30以上で攻撃個体値が高いバンギラスなら、他のポケモンに比べてハピナスキラーとして大活躍してくれます。
技構成別に比較すると、「かみつく/ストーンエッジ」と「かみつく/かみくだく」のバンギラスとでは、技自体のスペックが違うため、「総合評価」では12ポイント以上の差が付いていますね。
一方、「かみつく/かみくだく」と「かみつく/だいもんじ」にはほとんど違いがないため、ゲージ技の発動が遅くてハピナスの通常技を避けられないという点を踏まえると、ハピナスのゲージ技だけを避ける戦い方、つまりハピナスの通常技が「はたく」の場合に使うのがオススメですよ。
通常技が「アイアンテール」のバンギラスはランキングががくっと下がりますが、それでもギャラドスと同程度にハピナスキラーとして使えるポケモンになっています。
カイリュー対ハピナス
カイリューは、体力、すばやさ、ハピナスの技との相性を考慮した場合、「かみつく/ストーンエッジ」のバンギラスの次に総合評価が高いポケモンになっています!
カイリュー |
カイリューの極悪非道としかいえないレベルの技構成はどれもバンギラスの技構成に比べて素早いものの、体力の面でバンギラスに劣ってしまうのが難点です。
とは言え、カイリューの技構成はどれもかなり実用的。
「りゅうのいぶき/ドラゴンクロー」の通称「胃袋カイリュー」はハピナスの技を全避けしながら戦うのに最適ですし、「ドラゴンテール/げきりん」の「テルリンカイリュー」はゲージ技のみ避けて戦うスタイルに最も向いています。
ただしバンギラス同様、「マジカルシャイン」持ちのハピナスには苦戦してしまうかもしれません。
カイリキー対ハピナス
抜群を取れる技と威力の高い技構成で、「カウンター/ばくれつパンチ」のカイリキーは最も早くハピナスを倒せる強力ポケモンになっています!
カイリキー |
平均的に言えば、「カウンター/ばくれつパンチ」のカイリキーは、「かみつく/ストーンエッジ」のバンギラスに比べて13秒ほど早くハピナスを倒すことができます。
しかし、「マジカルシャイン」、「サイコキネシス」、「しねんのずつき」など、多くのハピナスの技がカイリキーに抜群を取れてしまう、というのがネックになります。
技の回避が失敗すると致命的なダメージを受けてしまうので、攻撃を与えつつも自分も受けてしまう、という状況に置かれる結果となるんです。
また、体力の面でも順位は低くなりますね。
何回かシミュレーションをおこないましたが、ハピナスの技構成が「マジカルシャイン」の場合、カイリキーは技構成が何であれ、僅差でハピナスに負けてしまいました。
なので、技の回避に成功した場合、カイリキーは、「マジカルシャイン」を覚えているハピナスに対して一貫して勝利できますが、技の回避が苦手な方や、回避ミスを起こした場合、ハピナスに倒される可能性が高くなってしまいます。
ただ、カイリキーはカイリューやバンギラスに比べて最大CPも低いので、ハピナスのいるジムをトレーニングするにはもってこいのポケモンだと言えるでしょう。
「カウンター/インファイト」の場合は「カウンター/ばくれつパンチ」に劣りますが、ハピナス対策として考えれば十分使えるレベルです。
一方で、「バレットパンチ/ばくれつパンチ」は総合評価が大幅に下がってしまいます。
ギャラドス対ハピナス
ギャラドスは体力的には高い数値ですが、攻撃の遅さがネックになります。
ギャラドス |
ギャラドスの「りゅうのいぶき」と「かみつく」は攻撃ステータスが同値なので、アニメーション以外に一切違いはありません。
ハピナスの「マジカルシャイン」はギャラドスに抜群を取れないので、ハピナスの技構成に怯えずに戦えるポケモンのひとつとなっています。
ブースター対ハピナス
ブースター |
ブースターも「マジカルシャイン」に耐性があるので、「マジカルシャイン」持ちのハピナスに苦戦しないという意味で評価できる攻撃ポケモンです。
CP的にも、「マジカルシャイン」のハピナスがいるジムのトレーニングに向いていますね。
技構成は「ほのおのうず/オーバーヒート」がベストですが、「ほのおのうず/かえんほうしゃ」でもハピナスにダメージを与えられますよ。
ヘラクロス
ヘラクロス |
ヘラクロスは「カウンター/インファイト」のカイリキーとほとんど同じのパフォーマンスを発揮できるポケモンです。
ただ殲滅速度の面で劣るため、カイリキーよりもハピナス打倒まで1秒ほど長くかかります。
ナッシー対ハピナス
ナッシーは「サイコキネシス」と「しねんのずつき」に耐性があるので、ハピナスの技構成にどちらかが含まれていれば対等に戦える上に、トレーニングにも最適なポケモンです。
ナッシー |
ただし今回のシミュレーションでは、「はたく/マジカルシャイン」のハピナスに対してナッシーは全滅だったので、使い方は限定的になるかもしれません。
ナッシーの「ねんりき」はゲージ技回避の戦い方に、「じんつうりき」は技全回避の戦い方に向いています。
「しねんのずつき」の場合、「ねんりき」や「じんつうりき」に比べると若干殲滅時間が長くなりますが、それでも負けず劣らずのダメージを与えることができますよ。
出典元 The Best Blissey Counters, Considering Sub-Optimal Movesets with Realistic Dodging Pro | Pokebattler
いかがでしたか?
確かにハピナス対策に使えるポケモンは色々なところで紹介されていますが、技の回避に失敗した場合を考慮していないものも多く、「実際にバトルしてみたら負けた……」なんてこともありますよね。
「わざを避けるのが苦手」、「めんどくさいの抜きでとにかく楽にハピナスが倒したい!」という方は、ぜひ今回紹介したポケモンでバトルしてみて下さい!
ハピナスを倒す他のパターンが知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
カウンターリスト|対策ポケモン&レイドボス攻略
ポケモンGOの対策ポケモンを抽出するツールです。
対策したいポケモンを選んで、「計算する」のボタンを押すだけ!
- 技構成
- 天候
などの条件を設定したり、
- 未実装のポケモン
を候補に含めて計算することもできます。
ぜひ、ご活用ください。
コメント
いま最近新しい、かくとうタイプのポケモンを手に入れ、ハリテヤマです。
ばくれつパンチを覚えてるハリテヤマにもパピナス対策になりました。
提案ですが,ハピナスcp3100とかほぼマックスに対して各対抗ポケモンのcp1540の方が検証が有ったらもっと嬉しいですが…
ナッシーのコメントについて
しねんのずつきに関する原文「not far behind」は「遅れをとらない」という意味です
実際使ってみると、じんつうりきと大差なく戦えるのが分かります
やっぱりPokeBattlerってことになりますよね。
時間切れが心配なので「Dodge」するのはゲージ技だけじゃないかな
でも通常技が遅い場合「Dodge All」は無理ですよね。
PokeBattlerの使用解説なんかも次回期待してます。