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防衛ギャラドスの技構成はテルリンで決まり!? 高威力ゲージ技で回避するアタッカーを削れ!
ポケモンGOのジムバトルは、ジムに配置されている防衛ポケモンを、攻撃側のトレーナーが任意で選出する攻撃ポケモンで倒すゲームです。
ジム防衛側のトレーナーは、防衛する時間数に応じて「ポケコイン」と「ほしのすな」のボーナスが発生するので、なるべく長く配置を続けられるようにしたいところ。
しかし、実際は攻撃側トレーナーに「本気」で狙われたら負ける(=ジムが崩壊する)ことが決まっているような仕様です。
例えば、ギャラドスはCPが3000を超えるポケモンとしてジムによく配置されていますが、天敵とも言えるサンダースをぶつけられると、ギャラドスはひとたまりもありません。
ギャラドス | サンダース |
AIが自動操作する防衛ギャラドスが、攻撃側トレーナーが自在に操る攻撃サンダースに勝つということはまずありえないことです。
しかし、苦しめることはできるはず。
今回は、防衛ギャラドスの防衛最適技構成を検証しながら、ジム防衛ポケモンの「最適技構成」について考えていきます。
防衛ポケモンの「最適技構成」の考え方
防衛ポケモンの「最適技構成」の考え方ですが、この記事では
を基準に考えていきます。
「攻撃側トレーナーが、嫌な思いをする」
ということですが、具体的には
- 攻撃ポケモンのHPを削られて、継戦能力が奪われる
(2体抜き、3体抜きをしたいのに、1.5体抜き程度しかやれなくなってしまう) - 回復アイテムの消費効率が悪くなる
という2点に絞られると思います。
では、攻撃側トレーナーに嫌な思いをさせるためにはどうすればいいのでしょうか…?
大きく分けると次の2つの考え方があると思います。
攻撃側トレーナーに嫌な思いをさせる方法(1):回避し辛い技を覚えたポケモンを配置する
2017年2月17日の金銀ポケモン追加アップデート以前は、「回避し辛い技を覚えたポケモンを配置する」ということが攻撃側トレーナーに嫌な思いをさせる方法の主流でした。
カビゴンの「のしかかり」、ナッシーの「たねばくだん」、シャワーズの「みずのはどう」など、ランダムに連発されるゲージ技を使う防衛ポケモンを配置して、攻撃側トレーナーの回避タイミングを狂わせ、回避ミスを誘ったり、攻撃側トレーナーがゲージ技を使った次の瞬間に防衛側もゲージ技を使用して、回避不能となった攻撃側トレーナーがゲージ技を直撃被弾してしまうような場面を作り出したりしたのです。
カビゴン | ナッシー | シャワーズ |
のしかかり | たねばくだん | みずのはどう |
---|
この方法で攻撃側トレーナーに嫌な思いをさせるのは、今でも有効です。
ただ、現環境ではカビゴンは新規で「のしかかり」を覚えなくなっていますし、ゲージ技の発動時間やゲージ本数も金銀実装以前と以後では調整がされてしまいました。
この方法は「発動時間が短めの、3本ゲージ技」が基本となりますので、ぜひ、いろいろお試しください。
ポケマピの「ポケモンGO技一覧」で、ゲージ技の「CD」をソートして、3本ゲージ技を探してみると、いろいろアイデアが浮かびますよ!
攻撃側トレーナーに嫌な思いをさせる方法(2):完全に回避したとしても、しっかりダメージを残すことのできる技を覚えたポケモンを配置する
2017年2月17日の金銀ポケモン追加アップデート以後は、「ゲージ技の威力が、全体的に強化」されました。
「ソーラービーム」、「オーバーヒート」、「はかいこうせん」といった、例え回避に成功してダメージを75%減にできたとしても、しっかりHPを削っていくレベルの超強力ゲージ技が実装されたことにより、
という新たな嫌がらせが可能になりました。
ジム戦に参加するトレーナーの回避技術に関わらず、「確実に嫌がらせをできる」という意味で、「完全に回避したとしても、しっかりダメージを残すことのできる技を覚えたポケモンを配置する」ということが「防衛ポケモンの最適技構成」の考え方の基本になると思います。
例えば、ギャラドスはサンダースをぶつけられることが多いけど…?
ジムに防衛ポケモンとして配置されたギャラドスは、ギャラドスの持つ「みず・ひこう」というタイプに対して二重に弱点を突く「でんきタイプの技」をタイプ一致で放つことのできるサンダースをぶつけられることが多いです。
サンダースはギャラドスに対して、覚える全ての通常技・ゲージ技が
×
ギャラドスのみずタイプに対して弱点を突いて効果が抜群になって攻撃力1.25倍
×
ギャラドスのひこうタイプに対して弱点を突いて効果が抜群になって攻撃力1.25倍
=1.25×1.25×1.25
=攻撃力1.95倍
になるという、存在自体が天敵のようなポケモンだからです。
しかし、そんなサンダースにも、「サンダース自身のHPがそんなに高くない」という弱点があります。
ここで、攻撃サンダースと防衛ギャラドスのダメージ値のやり取りを、ポケマピの「ダメージ計算機」で確認してみましょう。
お互いポケモンレベル39(個体値100%)同士の攻撃サンダース、防衛ギャラドスで計算してみます。
「ダメージ計算機」の計算結果をみてみると、サンダースのHP113に対して、
- ギャラドスの通常技「ドラゴンテール」が直撃で9ダメージ、回避されても2ダメージ
- ギャラドスのゲージ技「げきりん」が直撃で65ダメージ、回避されても16ダメージ
を与えることがわかります。
金銀実装後にギャラドスが覚えることになった新技の組み合わせ、「ドラゴンテール/げきりん」の通称「テルリン」ギャラドスはかなり強力ですね。
そして、
- ギャラドスのゲージ技「ハイドロポンプ」が直撃で95ダメージ、回避されても23ダメージ
を与えることにも注目です。
「げきりん」と「ハイドロポンプ」のデータをながめてみると、
「げきりん」
種類 | タイプ | 威力 | CD | DPS | |
---|---|---|---|---|---|
ゲージ技(2) | ドラゴン | 110 | 3.9 | 28.21 | |
ハイドロポンプ
種類 | タイプ | 威力 | CD | DPS | |
---|---|---|---|---|---|
ゲージ技(1) | みず | 130 | 3.3 | 39.4 | |
DPS(1秒間あたりに与えることのできるダメージ量)は「げきりん:28.21」に対して、「ハイドロポンプ:39.4」です。
基本性能をみても、ハイドロポンプのほうが与ダメージ量に勝りますが、ハイドロポンプはさらに、ギャラドス自身の「みずタイプ」と「タイプ一致」となることで攻撃力が1.25倍になります。
さらに、ポケマピの「ジムバトルシミュレーター」を使って、サンダースのHPの減り具合を確かめてみましょう。
同じように、攻撃サンダース・防衛ギャラドスをポケモンレベル39(個体値100%)に設定します。
攻撃サンダースの技構成は「でんきショック/10まんボルト」、防衛ギャラドスの技構成を、
- 「ドラゴンテール/げきりん」
- 「ドラゴンテール/ハイドロポンプ」
と2通り検証してみます。
サンダースは「ゲージ技回避&通常技も極力回避」に設定して計算します。
「ドラゴンテール/げきりん」のギャラドス
「ドラゴンテール/げきりん」
サンダースのHP「78 / 113」(約31%減)
「ドラゴンテール/ハイドロポンプ」のギャラドス
「ドラゴンテール/ハイドロポンプ」
サンダースのHP「55 / 113」(約52%減)
「ジムバトルシミュレーター」の計算結果をまとめてみると、
- 「ドラゴンテール/げきりん」
サンダースのHP「78 / 113」(約31%減) - 「ドラゴンテール/ハイドロポンプ」
サンダースのHP「55 / 113」(約52%減)
ということで「ドラゴンテール/ハイドロポンプ」の技構成は、負けはするものの、サンダースのHPを半分以上削ることに成功しています。
ジム戦に参加するトレーナーの回避技術に関わらず、「確実に嫌がらせ(=HPを削って、継戦能力を奪う、回復アイテムの消費を強要する)をできる技構成」という基準で考えたとき、防衛ギャラドスのおすすめ技構成は「ドラゴンテール/ハイドロポンプ」ということになります!
アタッカーのHPを削れ! 高威力のゲージ技を使うポケモンをジムに配置してみよう
以上のような検証方法で、「アタッカーのHPを削る防衛ポケモンの技構成」をみつけることができます。
- 高威力のゲージ技を、タイプ一致で放つことのできるポケモン
- 最大CPがそこそこ高い
というポケモンをジムに配置してみるとおもしろそうですね。
嫌がらせのみが目的なら、「ソーラービーム」を覚えたナッシー、「オーバーヒート」を覚えたブースター、「でんじほう」を覚えたデンリュウ、「はかいこうせん」を覚えたカビゴン、ハピナス、リングマなどが成果を期待できそうです!
ナッシー | ブースター | デンリュウ |
ソーラービーム | オーバーヒート | でんじほう |
---|
カビゴン | リングマ | ハピナス |
はかいこうせん |
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激戦区のジムは、そもそも長期防衛が難しいですが、配置するポケモンを「一矢報いることのできるポケモン」にすることで、「負けたとしても、楽はさせないぞ!」というメッセージをこめることもできそうですね。