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シャワーズ特集~ハイドロポンプ・アクアテール・みずのはどうをサイドンに当ててみよう
シャワーズは、ポケモンGOトレーナーがジムバトルを楽しむ上で、初心者から上級者までの幅広い層に愛用されているポケモンです。
進化前のイーブイは出現率が非常に高く、かつ、進化するときのアメの数が25個で1進化(ただし、イーブイの通常進化はシャワーズ、サンダース、ブースターの3種類からランダム当選)というお手軽さも人気の秘密です。
進化前 | 進化先 | ||
---|---|---|---|
イーブイ | シャワーズ | サンダース | ブースター |
トレーナーレベル30以上になると、野生ポケモンとして最大レベルとなる「ポケモンレベル30のイーブイ」が出現するようになります。
イーブイは個体値にそこまでこだわらなくても、CPが高めのイーブイを進化ガチャすることで、ジム即戦力のシャワーズ、サンダース、ブースターが手に入ってしまうので、ポケモンボックスに様々な技構成の「イーブイズ」をお持ちの方も多いと思います。
今回は、シャワーズ、サンダース、ブースターの中から、シャワーズにスポットを当てて、分析を進めていきたいと思います。
シャワーズは「みずタイプ」として「みずタイプの技」を使うタイプ一致にハズレのないポケモン! 「みずタイプの技」に二重弱点を持つ、サイドンに当ててみよう
シャワーズは「みずタイプ」として「みずタイプの技」を使うタイプ一致にハズレのないポケモンです。
シャワーズの覚える技
通常技
名前 | タイプ | 威力 | CD | DPS | EPS |
---|---|---|---|---|---|
みずでっぽう | みず | 5 | 0.5 | 10 | 12 |
ゲージ技
名前 | タイプ | 威力 | CD | DPS |
---|---|---|---|---|
アクアテール | みず | 50 | 1.9 | 26.32 |
みずのはどう | みず | 70 | 3.2 | 21.88 |
ハイドロポンプ | みず | 130 | 3.3 | 39.4 |
通常技もゲージ技も、全て「みずタイプの技」から覚えるため、どの技構成になったとしても「タイプ一致ボーナス(攻撃力1.2倍)」を確保できます。
シャワーズのタイプ一致の「みず技」で、弱点を二重に突くことができる相手がサイドンです。
サイドン |
サイドンの弱点タイプ
くさ | |
みず | |
かくとう | |
じめん | |
こおり | |
はがね |
サイドンは、「じめん・いわ」タイプのポケモンです。
「タイプ相性表」で確認してみると、攻撃する側の技のタイプが「みずタイプの技」の場合、防御する側のポケモンのタイプが、「ほのお・じめん・いわタイプ」であれば、弱点を突いて「攻撃力1.4倍」で攻撃できることがわかります。
「みずタイプの技」が弱点を突けるタイプ | ||
---|---|---|
ほのお | じめん | いわ |
サイドンは「みずタイプの技」への弱点タイプを2つも抱えているため、弱点を二重に突かれます。
さらにシャワーズの「みずタイプの技」へのタイプ一致ボーナスが加算となるので、下記のように計算されて合計攻撃力は2.35倍になります。
×
サイドンの「いわ」タイプに対して弱点を突いて攻撃力1.4倍
×
シャワーズの「みず」タイプ一致ボーナスで攻撃力1.2倍
=1.4×1.4×1.2
=攻撃力2.35倍
このような大ダメージを受けるサイドンは、「みずタイプの技」の使い手にとってはまさに「カモ」的な存在なのです。
そして、「みずタイプの技」の使い手の代表格であるシャワーズにとっては、余裕の大楽勝が約束されたような対戦組み合わせとなります。
お手持ちのシャワーズをジムバトルで選出する場合は、「みずタイプの技」に二重弱点を持つ、サイドンに当てることを考えてみましょう。
シャワーズのゲージ技は、ハイドロポンプ・アクアテール・みずのはどうのどれが最適技なのか
シャワーズの通常技「みずでっぽう」でサイドンを攻撃した場合、開幕のサイドンの通常技2撃を回避したあと、その後のサイドンの通常技「どろかけ」を被弾しながらシャワーズが「みずでっぽう」でサイドンを攻撃したとき、「みずでっぽう」14発目でゲージが満タンになります。
対サイドンにおいては、ハイドロポンプもアクアテールも、みずのはどうもゲージが満タンになるまでの発数は同じく「14発目」でした。
ポケモンレベル39(個体値100%)同士の攻撃シャワーズと防衛サイドンの対戦を基準に、分析を進めてみます。
攻撃側 | 防衛側 |
---|---|
シャワーズ | サイドン |
PL39 個体値100% CP3112 HP215 | PL39 個体値100% CP3253 HP352 |
まず、ゲージが満タンになったあと、ゲージを全て与ダメージ量として換算すると、下記の通りになります。
「ハイドロポンプ」の場合
CD | 0.5秒 | 3.3秒 |
---|---|---|
6 | 153 | |
×14 | ||
84 | 153 | |
237 | ||
「アクアテール」の場合
CD | 0.5秒 | 1.9秒 |
---|---|---|
6 | 59 | |
×14 | ||
84 | 177 | |
261 | ||
「みずのはどう」の場合
CD | 0.5秒 | 3.3秒 |
---|---|---|
6 | 82 | |
×14 | ||
84 | 164 | |
248 | ||
シャワーズはHPが非常に高いので、このような被弾おかまいなしの作戦を遂行できます。
このデータをみると、
という計算方法なら「アクアテール」が最優秀のゲージ技となります。
ただし、下に添えたダメージを与えるまでにかかる合計秒数と1秒あたりの与ダメージをみると、アクアテールは「エネルギー効率」はいいものの、ハイドロポンプに比べて「時間効率」が悪いことがわかります。
実際、ハイドロポンプは1本ゲージの技なので、ゲージが満タンになったら、ゲージ技を放つ動作は1回のみです。
対して、アクアテールは3本ゲージの技なので、ゲージが満タンになったら、ゲージ技を放つ動作を3回行う必要があります。
その1回1回に発動時間に伴う硬直と、演出アニメーションが付きます。
アクアテールの合計ダメージ261とハイドロポンプの合計ダメージ237には「24」という大きな差がありますが、「時間効率」という意味でアクアテールにまどろっこしさを感じて、ハイドロポンプを最適に考える人が多いかもしれません。
ところで、回避を重視することで、高いHPを「継戦能力」に振り向ける考え方もあります。
防衛ポケモンの通常技とゲージ技を全て回避しながら、被弾を最小限に抑えて勝ちを拾う形で、いかにHPを温存しながら通算何匹抜きをできるか、を考える戦い方です。
おおまかな数値ですが、
を前提に考えます。
シャワーズの「回避+該当技の発動時間」
通常技
技 | 回避 | CD | 合計時間 |
---|---|---|---|
みずでっぽう | 0.5秒 | 0.5秒 | 1.0秒 |
ゲージ技
技 | 回避 | CD | 合計時間 |
---|---|---|---|
0.5秒 | 3.3秒 | 3.8秒 | |
0.5秒 | 1.9秒 | 2.4秒 | |
0.5秒 | 3.2秒 | 3.7秒 | |
サイドンの「攻撃間隔+該当技の発動時間」
通常技
技 | 攻撃間隔 | CD | 合計時間 |
---|---|---|---|
どろかけ | 2.0秒 | 1.4秒 | 3.4秒 |
いわくだき | 2.0秒 | 1.3秒 | 3.3秒 |
ゲージ技
技 | 攻撃間隔 | CD | 合計時間 |
---|---|---|---|
メガホーン | 2.0秒 | 2.2秒 | 4.2秒 |
ストーンエッジ | 2.0秒 | 2.3秒 | 4.3秒 |
じしん | 2.0秒 | 3.6秒 | 5.6秒 |
シャワーズの通常技「みずでっぽう」は、相手の攻撃を回避したあと1発撃つまでが1.0秒しかかかりません。
回避したあと(0.5秒)、「みずでっぽう」を4発撃っても(0.5秒×4発=2.0秒)で合計2.5秒です。
シャワーズは、サイドンのどの技を回避したあとでも、安定して「みずでっぽう」を4発以上撃てることがわかります。
そして、シャワーズのゲージ技から「アクアテール」を見ると、サイドンの攻撃を回避したあとに「アクアテール」を放っても、合計2.4秒しかかかっていません。
「アクアテール」なら、サイドンの全ての攻撃に対してサイドンの攻撃を回避したあとに放ち、もう一度「回避行動」に入ることができることがわかります。
丁寧に戦った場合、「みずでっぽう/アクアテール」を覚えたシャワーズは、サイドンを相手に1撃の直撃も許さずに全回避の完封勝ちを収めることができるのです。
シャワーズの「アクアテール」の「回避+技発動時間:2.4秒」は、実装中のポケモンの大部分のゲージ技に対して
↓
シャワーズのアクアテール発動
↓
防衛ポケモンの通常技(orゲージ技)回避
という回避行動を成功させることができます。
- 「ハイドロポンプ」の「回避+技発動時間:3.8秒」
- 「みずのはどう」の「回避+技発動時間:3.7秒」
では、サイドンの通常技と通常技の間にはさんで放つことは難しいです。
- エネルギー効率の良さ
- 継戦能力の高さ
防衛ポケモンの通常技の間にはさんでゲージ技を撃てるため、撃ちどころに悩みことがなく、ゲージ本数が3ゲージと分かれているためゲージエネルギーの無駄貯めもない
相手に1撃の直撃も許さずに、全回避の完封勝ちを収めることができる可能性が高い優秀な回避性能で、もともと高いHPをさらに温存しながら戦闘を継続できる
この部分に注目する場合、シャワーズの最適ゲージ技は「アクアテール」で決まりです。
ゲージ技が入るタイミングを見ると、「ハイドロポンプ」が早く強い一撃を与えられる
エネルギー効率も回避性能も1番良いし、シャワーズの最適ゲージ技は「アクアテール」で決まりか…
というと、そうでもありません。
最後に、「ゲージ技のダメージが入るタイミング」に注目して分析をしてみたいと思います。
技 | CD | |
---|---|---|
3.3秒 | 0.9秒時 | |
1.9秒 | 1.2秒時 | |
3.3秒 | 2.2秒時 | |
注目は、「ハイドロポンプ」のダメージが入るタイミングの「0.9秒時」です。
「ハイドロポンプ」は、ゲージ技を発動後、0.9秒経過時に相手ポケモンにダメージが入ります。
そして、強力な1ゲージ技だけに、相手のHPを大きく削り落とすダメージを与えることができます。
このふたつの条件が重なることによって、例えばサイドン相手の場合、おおまかにサイドンの残りHPが4分の1前後なら、一撃でサイドンを沈めることができます。
倒しきってしまうわけですから、技発動に伴う硬直時間も関係ありません。
もちろん、「アクアテール」も「みずのはどう」も同じような形で倒しきることはできます。
しかし、1回のゲージ技発動時に相手に与えるダメージ量が「ハイドロポンプ」に比べて少ないため、「倒しきる」ということをテーマにした場合、それなりに相手ポケモンのHP残量を少なくしておく必要があります。
その点「ハイドロポンプ」は、1回に与えることのできるダメージ量が多い分、かなり早い段階で「倒しきる」一撃を与えることができるのです。
ゲージ技の一撃の与ダメージ量と、相手ポケモンにゲージ技のダメージが入るタイミングに注目して考えると、「ハイドロポンプ」が最優秀のゲージ技となります。
ここまで検証を進めてきましたが、
ということは多くの方にご賛同いただけるのではないかと思います。
そして、「ハイドロポンプ」と「アクアテール」のどちらが優れた技なのか、については、
- 「時間効率」を重視
- 「継戦能力」を重視
一撃の重さと相手ポケモンにダメージが入るタイミングに注目して、多少の被弾は構わずに「時間効率」を重視して戦うことが好きな方
→「ハイドロポンプ」が最適技
ゲージを貯めた際の「エネルギー効率」(3ゲージ技でゲージの貯めに無駄がなく、ゲージ技自体の発動時間が短く、トータルの与ダメージ量で「ハイドロポンプ」に勝る)に注目し、相手ポケモンの攻撃を「全回避」して「完封勝ち」を狙うことができ、より高い「継戦能力」を重視して戦うことが好きな方
→「アクアテール」が最適技
になると思われます。
個人的には、初めて手に入れた個体値100%のイーブイが「みずでっぽう/アクアテール」の技構成になったので思い入れがありますが…
ジムバトルでは「時間効率」を重視するのと、「シャワーズはHPが高いから、そこまで気にしなくてもいいかな」と考えて、「みずでっぽう/ハイドロポンプ」のシャワーズを愛用しています。
皆さんの愛用シャワーズは、どんな技構成でしょうか?
ぜひお教えください!
シャワーズの個体値はどこまでこだわるべき? シャワーズってさらに進化するの?
シャワーズの進化前であるイーブイは、タマゴや野生で個体値100%に近い個体に出会うことも多いポケモンです。
シャワーズの個体値100%は、最大CP3157(ポケモンレベル39のときのCPは3112)と、CP3000を超えることができます。
ただ、
- 現環境のジムでは、個体値100%のシャワーズでもジムの下層にしか入れない可能性が高い
- シャワーズは、高個体値でなくても十分に強い
- 現在のところ、シャワーズにはさらなる進化先は存在しない
という3点の理由から、シャワーズの個体値に過度にこだわる必要はないと考えます。
リーダーのセリフで、
青 | |
---|---|
赤 | |
黄 |
以上(51.1%以上)の個体値で、CPが高いイーブイを進化させたシャワーズなら、強化する価値もあり、ジム戦でも安定した強さを発揮することができます。
シャワーズの弱点に観る、ジムで対戦を避けるべき防衛ポケモン
シャワーズの弱点タイプは、でんきタイプの技・くさタイプの技の2つです。
シャワーズの弱点タイプ
でんき | |
くさ |
シャワーズがジムを防衛するポケモンだった場合、ジムを防衛するシャワーズは、くさタイプの大技「ソーラービーム」を覚えたポケモンや、でんきタイプの技を覚えた「でんきタイプアタッカー」をぶつけられると、ひとたまりもなくやられてしまいます…。
しかし逆に、シャワーズがジムを攻撃する側のポケモンだった場合、現環境のジムには、シャワーズにとって脅威となるようなポケモンが配置されていることはまれです。
配置されていたとしても、フシギバナやナッシーの2匹をたまに見るくらいかと思います。
シャワーズはHPが高いので、回避をしっかりすれば弱点を多少突かれた程度で崩れるということはありませんが、だからといってわざわざ相性の悪いポケモンにシャワーズを当てる必要はありません。
フシギバナやナッシーなど「くさタイプの技」を使うポケモンや、サンダースやライチュウなど「でんきタイプの技」を使うポケモンがジムに配置されているときは、別のポケモンに担当してもらいましょう。
シャワーズの主な弱点ポケモン | |||
---|---|---|---|
フシギバナ | ナッシー | サンダース | ライチュウ |
シャワーズの最適CPは?
シャワーズの最適CPは、
- ジムに配置する目的なら、高個体値にこだわってCP3000オーバーを目指す
- ジムバトルで攻撃ポケモンとして使う目的なら、CP2000~2500くらいを目指す
というところが最適と考えられます。
目安として、野生で捕まえられる最高レベルのポケモンレベル30、そして、ポケモンレベル26、23のイーブイから進化したシャワーズのCPがどれくらいになるか見てみましょう。
※進化をしてもポケモンレベルは変わりません。
シャワーズ | |||
30 | CP2354 | CP2706 | |
26 | CP2040 | CP2345 | |
23 | CP1804 | CP2074 |
CP2000くらいのシャワーズなら、現環境のジム戦で、アタッカーとして戦い抜くことができます。
トレーナーレベルが23を越えたあたりから、シャワーズを軸にジム戦に挑戦するとおもしろいですよ。
イーブイが進化後にどのCPのシャワーズになるかは、ポケマピの「CP自動計算機」で調べることができます。
まとめ
シャワーズは、お手軽に入手できてジム攻撃ポケモンとしてかなり強くて使えるポケモンです。
いろいろな技構成、いろいろなCP帯のシャワーズで、敵ジム攻略、味方ジムトレーニングを楽しみましょう!
コメント
ゲージ技のダメージタイミング、ハイドロポンプはそんなに早かったんですね。
ギャラドス相手に油断してハイドロポンプの直撃を喰らう(一瞬早く倒したつもりが)のはそういうことだったんですね。
ジムでは「ゲージ技のダメージが入るタイミング」が重要な気がします。
自分のHPがごく僅かなときにでもこれの早いゲージ技なら逆転の可能性があります。
ハイドロポンプが0.9秒なのは納得です。
この時間の一覧表がほしいです!
ポケマピさんに「ゲージ技のダメージタイミング一覧」がありますよ
ソートもできるし大変便利でありがたく思っています!