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2017年12月に実施されたジムバトル画面の刷新によって、ゲージ技が一発で放てる「ゲージ技ボタン」が実装されました。
このボタンを連打することで「通常技連発→溜まり次第即ゲージ技発動」の動きが可能になるので、ジムバトルでの利便性が非常に上がりました。
しかしジムバトルでは、ゲージ技ボタン連打によって逆に損してしまうシチュエーションがいくつか存在するのです。
特にジムバトルで対戦相手のゲージ技発動回数を抑えたい場合や、レイドバトルで高与ダメージ低耐久のグラスキャノン(紙ポケモン)を使う際には、ゲージ技連打で戦わないことが絶対オススメです。
この記事では、ゲージ技ボタン連打が相応しくないシチュエーションとともに、ジムバトルにおける指の動きの使い分けがいかに重要かを紹介していきます!
こんな時はゲージ技ボタン連打をやめておこう!
相手のHPが残り僅かである場合
バトル相手のポケモンのHPが残り僅か、かつゲージ技を使うとオーバーキルになりそうな場合は、ゲージ技ボタンを連打せず通常技だけで倒し切りましょう。
倒した段階でゲージが貯まっていれば、次のポケモンとの対戦で即ゲージ技を放つことが出来るので、ダメージ効率も上がります。
威力の高いゲージ技なら、相性の悪い相手でもある程度HPを削ることが可能なので、開幕直後にとりあえずゲージ技だけ発動→すぐに相性のいいポケモンへ交代すれば、より効率的に相手ポケモンを打倒できます。
相手を倒し切るのにゲージ技よりも通常技の方が早い場合
1~2回の通常技で相手を打破できることが確実な場合も、ゲージ技を使うよりも通常技の方が早く倒せます。
前述の通り、通常技の方が早く倒せる場合は通常技だけで倒しておくと、次の戦いに溜まったゲージを持ち越せるのでオススメです。
対戦相手がゲージ技を発動するタイミング
対戦相手がゲージ技を使う直前までゲージ技ボタンを連打していると、相手のゲージ技を避けきれず大打撃を受けることがあります。
以下のツイートにもあるように、「○○は○○を使った!」というメッセージが表示されたらすぐにポケモンをスワイプしないと被弾してしまうので、「そろそろ来そうだな」と思ったら指の位置を移動し、回避に備えておきましょう。
回避する際には技のメッセージ表示にも注目すると回避の体勢を作りやすくなります
特にたきのぼりなどの硬直が長い技を使う場合は、途中で攻撃を止めておかないと回避のタイミングを合わせづらいため、早い段階でゲージ技が来ることが分かると攻撃を止める判断もしやすくなるかなと思います pic.twitter.com/6PixADWHei— カネール (@kenerlsanders) 2018年1月6日
ちなみにゲージ技を回避すると、被ダメージを75%軽減することが可能です。
特に「カイリキー対ハピナス」(さらにその後にラッキー/カビゴンなどが控え)など、相性はいいものの相手のゲージ技を受けることでこちらのHPが大幅に削られる可能性がある組み合わせの場合は、ゲージ技ボタン連打と硬直による致命傷はなんとしてでも避けるべきです。
少し古い内容になりますが、ポケマピでは回避のタイミングをまとめた海外情報も紹介しているので、是非参考にしてみてください。
自分のポケモンがもう少しで倒れそうな場合
自分が戦わせているポケモンがもう少しで倒されそうな場合は、ゲージ技ボタンの連打は避けましょう。
ゲージ技には発動までに時間がかかるものが多いので、ゲージ技発動準備中に倒されるくらいなら、通常技で少しでもダメージを与えておいたほうが効率的です。
相手のゲージ技発動回数を抑えたい場合
対戦相手のゲージ技発動回数を抑えるためにあえて相手の貯蓄ゲージをオーバーフローさせるという戦略を取る場合、ゲージ技の発動タイミングを見計らう必要があるので、ボタン連打は望ましくありません。
周知の通り、ポケモンのゲージは与えた通常技だけでなく、受けたダメージによっても蓄積されます。
さらにジムに配置されたポケモンは、技用のゲージ(100)が貯まると、以降1/2の確率でゲージ技を放つようになります。
そのため、相手が初回のゲージ技を放つ前に相手のゲージ蓄積量を上回るダメージを与えておく(貯蓄ゲージをオーバーフローさせる)戦略を取ることで、相手のゲージをムダに増やさないでおくことが重要になるのです。
たとえば攻撃側が「カウンター/ばくれつパンチ」のカイリキーで、防衛側が「しねんのずつき/はかいこうせん」のハピナスだったとしましょう。
バトルにおいてダメージを受けた側は、「削られたHP÷2」の数だけゲージ技発動のためのエネルギーを蓄えます(小数点以下切り上げ)。
そのため「通常技連打→ゲージが溜まり次第ばくれつパンチを放つ」というスタイルで戦うと、2本目の「ばくれつパンチ」を放つよりも先にハピナスのゲージが溜まり、「はかいこうせん」を使われる可能性が高いのです。
さらに既にハピナスがゲージ技を発動した=相手のゲージが空になった状態から2回目の「ばくれつパンチ」を放ってしまうと、それに至る通常技の与ダメージ量との合算により、再びハピナスのゲージをフルにしてしまうことに繋がります。
一方、「ゲージが2本とも溜まってから、ばくれつパンチを2連続で放つ」という動きをとった場合、通常技+「ばくれつパンチ」×2で一気にハピナスのゲージが溜まることになるので、ハピナスはばくれつパンチを分割で受けた場合に加算されていたはずの2本目のはかいこうせん用のエネルギー量を失う結果になるのです。
(もちろん対戦するポケモン同士のレベルや個体値によって結果は変わります。)
換言すれば、ゲージ技はフルで溜まってから連発した方が、結果的に相手のゲージ技発動数を抑えられるということです。
通常技+ゲージ技で相手のゲージ量をオーバーフローさせられて、それによって相手のゲージ技発動数を抑えられるという意味では、多ゲージ技よりも一本ゲージ技の方が効率的とも言えるでしょう。
複数ゲージのグラスキャノン(紙ポケモン)をレイドバトルで使う場合
レイドバトルで複数ゲージのグラスキャノン/紙ポケモン(相性も良く与ダメージも多いが、耐久性が悪くすぐに倒されることが想定されるポケモン)を使う場合も、ゲージ技ボタン連打は得策ではありません。
特にDPSが低くEPSが高い、一本ゲージのレイドボスを相手にする場合は、とにかく生存時間内に多くのダメージを与えることが最優先です。
そのため、まず自分のポケモンのゲージを全て満タンにした上で(=相手側にゲージを溜めさせない)ゲージ技を全放出するのがベストです。
なぜなら共闘である場合が多いレイドでは、「溜まったら即ゲージ技放出」スタイルで動いてしまうと、2本目のゲージ技を放つ前に相手がゲージ技を発動する可能性が極めて高くなり、耐久性の低いポケモンは回避に成功しても大ダメージを被るからです。
グラスキャノン(紙ポケモン)を選出する理由はとにかく与ダメージ量が多いことなので、バトルパーティの先頭に置いて「ゲージ全溜めで連発」方式で戦うことが重要です。
対レックウザのルージュラ、対ミュウツーのゲンガーなどは、バトルパーティの先頭で与えられるだけのダメージを与えさせる役割を与えるのがいいでしょう。
以下の動画は、ゲージ技連打ボタンが実装される前のものですが、攻撃ルージュラが防衛カイリューに対してゲージ技を出させることなく「瞬殺」を果たしたこの動画は、「相手のゲージが溜まりきる前に倒すためにはゲージ技連打が有効」ということを示しています。
今回は「ゲージ技ボタン連打が得策ではないシチュエーション」を紹介していきました!
ジムバトルやレイドバトルの戦術のひとつとして、役立てていただけると幸いです。
その他にも「こんな時はゲージ技ボタンを連打しないほうがいいよ!」というケースがあれば、是非コメントで教えてくださいね!
これ以外にも知っておくと便利な情報は、「覚えておくと便利な仕様&裏設定まとめ一覧」のページで紹介しています。
参考 Downside of constantly smashing charge move button and optimization opportunity for attacking : TheSilphRoad
参考 Single Bar vs Multi Bar Charge Moves | Pokemon GO GamePress
コメント
貯蓄ゲージって何? どこにあんの?
珍しく読みづらい文章になってる。おつむを整理する時間がなかった?
複数ゲージ技で全ゲージを貯めて一気に放つ戦いかただと、コンボDPSの計算値とかバトルシミュレータ、推しのポケモンについても影響あるんじゃない?