金銀アップデートによって、イーブイの新たな進化先、エーフィとブラッキーが追加されました。
エーフィ | ブラッキー |
しかし、他のイーブイ進化形と比べ、ブラッキーは異様にCPが低いため、「バグ?」「設定ミス?」といった声も相次いでいます。
まじでブラッキーCP低すぎじゃない??
ミスじゃね?— あーべっく (@arbeck0919) 2017年2月19日
とりあえずブイズ全種作ったけどブラッキーのCPが他の子より低すぎやろ…
— チロリ@趣味垢 (@chi_ghoul) 2017年2月17日
今回はブラッキーが、何故他のイーブイズ(イーブイ進化形の意)と比べて不遇な扱いを受けてしまったのかまとめてみました。
ブラッキーのCPが低いのは何故?CP計算による仕様です
まずは以下に、イーブイズ5匹の各種ステータスと最大CPをまとめましたのでご確認ください。
ポケモン | HP | 攻撃 | 防御 | 合計 | 最大CP |
---|---|---|---|---|---|
シャワーズ | 260 | 205 | 177 | 642 | 3157 |
サンダース | 130 | 232 | 201 | 563 | 2730 |
ブースター | 130 | 246 | 204 | 580 | 2904 |
エーフィ | 130 | 261 | 194 | 585 | 3000 |
ブラッキー | 190 | 126 | 250 | 566 | 2052 |
このような能力になっています。
シャワーズだけ優遇されているのはおかしい気もしますが、他の4匹は、能力の合計が概ね同じ560~580でまとまっています。
それなのに、ブラッキーだけはCPがダントツで低く計算されています。
(サンダースよりも能力合計は高いのに!)
何故、ブラッキーだけCPが低くなるのでしょうか。
それは、ポケモンGOにおけるCPの計算式が大きく関わっているからです。
ポケモンGOのCP計算式は、攻撃が圧倒的に優遇される
実はポケモンGOのCP計算は、「HP」「攻撃」「防御」の能力を等しく評価しません。
CP計算時は攻撃の高さが圧倒的に重視されます。
実際のCP計算式は目を覆いたくなるほどややこしいのでここでは割愛いたしますが、大雑把に一部を引用するとこのようになっています。
防御とHPは平方根としての計算になりますので、必然的に攻撃の割合が大きくなります。
また、上記の計算式は個体値も含んでいるため、攻撃個体値が高いポケモンほどCPが伸びやすいです。
これによって、ブラッキーと能力合計が近いサンダース、ブースター、エーフィは、攻撃力の差によってCPに格差が生まれている状態です。
攻撃 232 | 攻撃 246 | 攻撃 261 | 攻撃 126 |
---|---|---|---|
サンダース | ブースター | エーフィ | ブラッキー |
また、3つのステータスの掛け算を行っているため、攻撃が突出していなくても、能力値がバランス良く高いポケモンもCPが高くなりやすい傾向にあります。
シャワーズやカビゴン、ドンファンなどがそれに当たります。
シャワーズ | カビゴン | ドンファン |
まとめると、
- 攻撃のステータスが高い
- すべての能力が平均以上の水準を持っている
これらに当てはまるポケモンがCPが高くなる傾向にあります。
では、改めてブラッキーの種族値を確認してみましょう。
最大CP | 2052 |
HP | |
攻撃 | |
防御 | |
平均 / 合計 |
残念なことにブラッキーはどちらも当てはまっていません。
原作のポケットモンスターでも防御向けの能力がブラッキーの特徴でしたが、ポケモンGOではその性質と合わず、低CPポケモンと成り下がってしまいました。
嗚呼・・・。
実はブラッキーの他にも、上記の高CPの条件に当てはまらない某ピンクの悪魔もいるのですが、そのポケモンはHPがキ〇ガイみたいに高いので、まさに例外と言えます。
最大CP | 3219 |
HP | |
攻撃 | |
防御 | |
平均 / 合計 |
とはいえこのポケモンも、仮に「HPと攻撃の値が逆だったと仮定した時のCP」は「6146」まで昇るので、やはり攻撃力がCPに大きく関わっているのは間違いないですね。
いかがだったでしょうか。
ジム配置はCPの高い順という仕様によって思わぬとばっちりを受けているブラッキーですが、決して弱いポケモンではありません。
次回はブラッキーのオススメ技について記事にしようと思っているので、また見に来ていただけるとうれしいです。
コメント
ブラッキー好きだからずっと気になっていたのでやっとわかってスッキリしました(*’ω’*)ありがとうございました
ケッキング…神をも越えし者やな
Cp6000w