2017年11月22日、ポケモンGOの最新バージョン0.83.1(iOS:1.53.2)へのアップデートが開始されました。
今回のアップデートでは、主にバグの修正が行われています。
こちらでは、今回のアップデートの解析情報をまとめてお伝えします。
目次
アップデート(バージョン0.83.1/1.53.2)の内容
今回行われたアップデート(バージョン0.83.1/1.53.2)の内容はこちらです。
- iPhone Xにおける画面解像度の最適化
- iOS 8 のサポート終了
- エラー時に表示されるバナーが、アプリを再起動するまで消えないバグを修正
- ポケモンのCPを最大限まで強化できなかったバグの修正
- 起動時のロード時間の最適化
- その他、軽微なバグの修正
Pokémon GO公式発表内容
Pokémon GOのバージョン0.83.1(Android / iOS)へのアップデートを開始しました。※iOSはApp Store上では1.53.2と表示されます。すべての方に行き渡るにはお時間がかかりますのでご了承ください。https://t.co/VysMrGmFf4
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2017年11月22日
Pokémon GO の アプリバージョン 0.83.1(Android / iOS)へのアップデートを開始しました。
トレーナーの皆さん、
Pokémon GO の アプリバージョン 0.83.1(Android / iOS)へのアップデートを開始しました。※iOSはApp Store上では1.53.2と表示されます。 すべての方へ行き渡るにはお時間がかかりますことをご了承ください。
iPhone Xにおける画面解像度の最適化
iOS 8 のサポート終了
エラー時に表示されるバナーが、アプリを再起動するまで消えないバグを修正
ポケモンのCPを最大限まで強化できなかったバグの修正
起動時のロード時間の最適化
その他、軽微なバグの修正—Pokémon GO 開発チームより
出典 Pokémon GO の アプリバージョン 0.83.1(Android / iOS)へのアップデートを開始しました。 – Pokémon GO
解析データ情報
今回のアップデートの解析情報です。
2つの新技コード追加
以前のアップデート(0.81.1)で追加された技に加え、新たに2つの技が追加されていることが判明しました。
- はめつのねがい
- りゅうせいぐん
- サイコブースト
- なみのり
- たきのぼり
- あくび
- とっしん
- だんがいのつるぎ
- こんげんのはどう
原作では、「だんがいのつるぎ」はグラードン、「こんげんのはどう」はカイオーガの専用技です。
グラードン | カイオーガ |
この2匹は、ポケモンGOにも実装が近づいている第三世代の伝説ポケモンで、それぞれルビー・サファイアのメインキャラクターでもあります。
画像出典 ポケットモンスター ルビー・サファイア|ポケットモンスターオフィシャルサイト
ピィの色違い画像データ追加
ピッピの進化前であるピィの色違い画像データが追加されているようです。
色違いのほうは耳(?)が緑色なので、通常色との違いははっきりしていますね。
ただし、この画像は内部解析データのため、ゲーム上での登場はまだ確認されていません。
ポケモンレベル40まで強化可能に
最大ポケモンレベル40まで強化可能に!
トレーナーレベル38以上でポケモンレベル40まで強化できるようになりました。
なお、トレーナーレベル40でもポケモンレベル40までしか強化できません。
最新アップデート後、ポケモンレベル40まで強化できるようになったようです✨
TL38でPL40まで強化できたとのことですが、トレーナーレベル+2まで強化できる仕様なのかはわかりません?#ポケモンGOhttps://t.co/eA2txMO5cH pic.twitter.com/fXpned1Hnj— ポケモンGO攻略情報@かんぽちょう の人 (@pokemapi) 2017年11月22日
新しいポケモンの読み込み最適化
ポケモン図鑑についての新しいコードが発見されました。
アプリはメモリをより積極的に管理し、必要と思われるときは新しいポケモンを強制的に読み込むようになるようです。
.pokedexCache
.get_EnableLocalDiskCaching
.set_EnableLocalDiskCaching
アセットバンドルの最適化
多くの内部メカニズムが更新され、アプリ内のロードを改善する調整が行われました。
これには、ロードされたバンドルとアンロードされたバンドルの追跡、バンドルエラーからの迅速な復旧などが含まれます。
.UNLOADED
.LOADING
.LOADED
.IAssetBundleLoadHandler
.LoadBundle
.UnloadBundle
起動時のロード時間の最適化
マップの読み込みにかかる時間やロゴ画面の時間など、アプリの起動時間を短縮する調整がありました。
ブラックリストの修正
ブラックリストに関するコードは0.81.1のものから変更され、新しく「DeviceBanned(デバイス禁止)」が追加されました。
チート対策強化は徐々に進められているようですね。
.OnDeviceBanned
.blacklistedApps
.OnBlacklistedAppDetected
.bannedPlayerLockoutGuiPrefab
.deviceUnautifiedized
誤タップの修正
誤タップを減らすことを明らかにした情報が追加されました。
相棒ポケモンの新テストツール
様々な相棒ポケモンをテストするための新しい内部ツールがあることが判明。
なぜこのツールが必要なのかは分かりませんが、第三世代ポケモンを試してみて、それらがすべて相棒としてうまく動作するかどうかを確認する内部的な方法なのかも…?
Googleジオメトリライブラリを導入
ジオメトリデータの計算に役立つ多くの機能を含む新しいライブラリがAPKに登場しました。
これは、地球を球面として扱い、パソコン画面のような2次元の平面に投影する仕組みです。
球面を考慮した複雑な計算ができるユーティリティーが含まれているため、本来球面から平面に投影すると生じる歪みも調整できるようです。
新しいライブラリによって、マップの精度が上がりそうですね。
バトルパーティ追加
作成できるバトルパーティの最大数を処理するための追加コードを確認しました。
しかしなぜ“ローカル”なのかはわかっていません。
.set_MaxNumberLocalBattleParties
.MaxNumberLocalBattlePartiesFieldNumber
.maxNumberLocalBattleParties_
.MaxNumberLocalBattleParties
出典
- The Silph Road’s APK Teardown of v0.83.1 is Complete! Optimizations, Unity upgrade (for real this time), and … not much else yet!│THE SILPH ROAD
- Pokemon GO 0.83.1 update data mine: major bug fixes, but no Gen 3│ Pokemon GO HUB
- Nine new Generation 3 moves and Shiny Cleffa found in Pokémon GO’s network traffic│ Pokemon GO HUB
今回のアップデートでは、12月の第三世代実装に関する大きな進展はないようですね。
また新しい情報がわかり次第、お伝えします!