今回は、インターネット回線のNTTフレッツ光を契約している方が、今人気のWiMAX(ワイマックス)などの他社に乗り換える際に必要となる「フレッツ光の解約方法」を、「違約金を安くする方法」と合わせてご説明していきます!
目次
NTTフレッツ光解約時の注意点
まずはじめに、フレッツ光を解約する前に知っておいたほうが良い注意点は、以下の通りです。
- 契約者本人が、電話をかける
- 電話する前に、お客さまIDが記載されている「開通のご案内」か「請求書」を用意する
- 契約更新月以外の解約は、解除料がかかる
NTTフレッツ光の解約方法
フレッツ光を契約している方は、NTTとプロバイダーの両方を契約しています。
そのため、フレッツ光を解約するときには、NTTとプロバイダーそれぞれに連絡をして、解約する必要があります。
それでは、順を追ってご説明していきますね。
1.プロバイダーに連絡する
まずは、契約しているプロバイダーに、電話かインターネット、書面で解約申請をしましょう。
プロバイダーによっては、解約がインターネット上でしか出来ないところがあるので、NTTを解約する前にプロバイダーを解約するようにしましょう。
解約した後もプロバイダーのメールアドレスを使用したいという場合には、メールアドレスを残すプランがあるので、プランの変更ができるかどうかを契約しているプロバイダーにご確認ください。
契約しているプロバイダーがわからないという場合には、NTTに問い合わせて聞いてみましょう。
以下は、主要なプロバイダーの「解約方法リンク」と「メールアドレスを残すプラン」一覧です。
※不課税、税込、税抜、と種類があるのでご注意ください。
プロバイダー | メールアドレスを残すプラン | |
---|---|---|
OCN | 解約ページ | |
ぷらら | ぷららライト 0円/月 | 解約ページ |
Yahoo!BB | なし | 解約ページ |
nifty | 解約ページ | |
BIGLOBE | 解約ページ | |
So-net | 解約ページ | |
ASAHIネット | 解約ページ | |
DTI | Ubicプラン 216円(税込)/月 | 解約ページ |
2.NTTに電話する
続いては、契約者本人がNTTに電話をかけて、ガイダンスに従って解約手続きを進めましょう。
解約手続きを進めるにあたって、希望の解約日も合わせて伝えましょう。
NTTに電話をかけると、本人確認として「お客さまID」か「ひかり電話の電話番号」を聞かれるので、電話をかける前にお客さまIDが記載されている「開通のご案内」か「請求書」を手元に用意しておくことで、スムーズに解約手続きが進められます。
電話番号
0120-116-116
受付時間
9:00~17:00(年末年始を除いて土日も営業)
電話をかけてオペレーターの方につながるまで、時間がかかる場合がありますので、時間に余裕があるときに電話をかけることをおすすめします。
レンタル機器を返却する
NTTの解約後には、レンタルしている機器(モデム)を返却する必要があります。
フレッツ光の解約に伴って、光回線の撤去工事が必要な場合は、NTTの担当者が機器の回収をするので、工事に立ち会えば完了です。
撤去工事が必要ない場合は、解約後に返却キットが送られてくるため、説明書通りにレンタル機器などをキットに入れて、指定の場所に返却するだけと簡単です。
着払いなので、費用負担もなくて嬉しいですね。
NTTフレッツ光の解約金について
契約更新月以外で解約した場合、解約金が発生します。
フレッツ光の解約金は、NTT東日本とNTT西日本、プロバイダーによって異なりますので、それぞれ詳しくご説明していきます。
※紹介している解約金以外に、契約によって別途解約金がかかる場合があります。
NTT東日本の解約金
NTT東日本の場合「初期工事費割引」や「にねん割」のキャンペーン適用がある方は、解約金がかかる可能性が高いです。
初期工事費割引
「初期工事費割引」は分割払いの場合、新規申込時に工事費としてかかる1万8,000円(税抜)を、初回に3,000円(税抜)支払って、残額を30回に分けて毎月500円(税抜)を支払うという内容のキャンペーンです。
フレッツ光の解約を契約してから30ヶ月以内にする場合には、初期工事費の残額を一括で支払う必要があります。
にねん割
「にねん割」は2年間(自動更新)継続利用を条件に、戸建てタイプなら月々700円、マンション(集合住宅)タイプなら月々100円を2年間割り引いてくれるキャンペーンです。
契約更新月以外に解約する場合には、以下の違約金がかかります。
違約金
戸建てタイプ・・・9,500円(税抜)
マンション(集合住宅)タイプ・・・1,500円(税抜)
にねん割は2年ごとの自動更新の契約なので、注意しましょう。
NTT西日本の解約金
NTT西日本もNTT東日本と同様に、初期工事費を分割払いにしている方で解約時に残額がある場合には、残額を一括払いする必要があります。
その他「光もっともっと割」の割引適用がある方で、契約期間の途中で解約をした場合には以下の解約金がかかります。
光もっともっと割
「光もっともっと割」は、契約期間が長くなるにつれて月額利用料が安くなるという料金サービスです。
光もっともっと割は、はじめは2年間の自動更新、2年目以降は3年ごとの自動更新のサービスですので、契約更新月以外に解約すると以下の違約金がかかります。
利用年数別の解約金(全て税抜表示)
1年目 | 10,000円 | 7,000円 |
2年目 | 5,000円 | 3,500円 |
3年目 | 30,000円 | 10,500円 |
4年目 | 20,000円 | 7,000円 |
5年目 | 10,000円 | 3,500円 |
6年目 | 30,000円 | 10,500円 |
7年目 | 20,000円 | 7,000円 |
8年目 | 10,000円 | 3,500円 |
10,000円 | 3,500円 |
プロバイダーの解約金
プロバイダーの解約時も、契約更新月以外に解約したり、最低利用期間によっては違約金がかかったりしますので、ご注意ください。
以下は、主要なプロバイダーの最低利用期間と違約金一覧です。
プロバイダー | 最低利用期間 | 違約金 |
---|---|---|
OCN | 2年間 | 5,000円(不課税) |
ぷらら | なし | 0円 |
Yahoo!BB | 2年間 | 5,250円(税込) |
nifty | 2年間 | 3,000円(税抜) |
BIGLOBE | 2年間 | 5,000円(不課税) |
So-net | なし | 0円 |
ASAHIネット | 1年間 | 2,000円(税抜) |
DTI | なし | 0円 |
※OCNやBIGLOBEの違約金に表記してある「不課税」とは、消費税の課税対象にならないということです。
※キャンペーンなどの利用によって、上記で紹介した金額以外にも費用がかかる場合があります。
NTTフレッツ光の解約料金を安くする方法
フレッツ光を解約する際に、解約金を安く済ませる方法をご紹介していきます。
契約更新月に解約する
フレッツ光の契約更新月に解約することで、解約金の発生を防ぐことができます。
ほとんどの契約が自動更新となっているので、契約更新月というタイミングを逃さないように気をつけましょう。
契約更新月がわからないという方は、NTTに電話をかけて(0120-116-116)確認しましょう。
引越し先でもNTTフレッツ光を利用する
引越しが理由でフレッツ光の解約を検討していて、引っ越し先でも引き続きフレッツ光を利用するという場合、解約ではなく「移転手続き」をすることで、出費を抑えることができます。
移転手続きをする際にも、NTTとプロバイダーの両者に連絡する必要があります。
NTTの移転工事費は、7,500円(税抜)~9,000円(税抜)ほどかかります。
キャッシュバック特典のある他社に乗り換える
フレッツ光の解約後に、キャッシュバック特典のある他社回線に乗り換えることで、もらえるキャッシュバック金額をフレッツ光の解約金に補填できます。
そこでおすすめなのが、キャッシュバックとして最大3万2,200円(※2017年9月時点)もらえるGMO WiMAX2+です。
GMO WiMAX2+(ジーエムオーワイマックスツープラス)は、東証一部上場企業のGMOインターネット株式会社が運営していて、サービスを提供しています。
GMO WiMAX2+のモバイルルーターは面倒な工事も不要で、おうちでも外でもどこでもWi-Fiが使えるというメリットがあります。
現在、ソフトバンク光の月額料金を4,000円ほどで使っているという方であれば、同じくらいの月額料金でGMO WiMAX2+に乗り換えることができる上に、使いやすさも増すでしょう。
GMO WiMAX2+の特徴
- 月額3,609円(税抜)~利用できる
- 端末代金が0円
- 端末は最短即日発送で全国送料無料
- 最大3万2,100円のキャッシュバック特典あり
- 月々割引あり
- 毎月プラン変更可能で、たくさん使う月と少ない月でプランの使い分けができる
引越し先でもNTTフレッツ光を「新規」申し込みして利用する
フレッツ光を「移転」で継続利用をすると、解約違約金はかかりませんが、「新規扱い」にはならないので、各種キャッシュバックの対象外になってしまいます。
移転先も転居前に利用していたご本人の名義で契約する必要がある場合は難しいですが、契約者名義が変わっても問題ない場合は「NTT光回線の契約者名義」だけを別の人にして、「新規」として契約する方法があります。
家電量販店やインターネットのNTT代理店経由で契約をすると「キャッシュバック特典のある他社に乗り換える」ことをしたのと同じくらいのキャッシュバックをゲットしつつ、引き続き、NTTフレッツ光を利用することができる場合があります。
「NTT光回線の契約者名義」と「NTT光回線の利用料金支払い者」は別々にできますし、「NTT光回線の契約者名義」さえ別人なら「NTT光回線の利用料金支払い者」は転居前の名義人・支払い者と同一名義でも「新規」扱いになりますから、転居先で「移転」以外の方法でNTTフレッツ光を利用されたい方はこの方法を検討してみるのもいいと思います。
NTTフレッツ光の解約方法まとめ
NTTフレッツ光の解約手続きについてご紹介してきましたが、フレッツ光の解約方法をまとめると、以下の通りです。
フレッツ光解約手順
- 契約更新月を確認してから、プロバイダーに電話をかけて解約の旨を伝える
- NTTに電話をかけて解約の旨を伝える
- レンタル機器を返却する
注意点は、契約更新月以外に解約すると違約金が発生してしまうという点、契約者本人が電話をかけるという点、電話をする前にお客さまIDがわかるもの(開通のご案内か請求書)を用意するという点です。
フレッツ光解約後の乗り換え先としては、キャッシュバック金額が大きい「GMO WiMAX2+」がおすすめです。
よろしければ、検討してみてくださいね。