【ポケモンGO】フーディンのサイコカッターに学ぶ個体値厳選問題

フーディンのサイコカッターに学ぶ個体値厳選問題

フーディン

「個体値厳選」という言葉をよく聞くようになりましたが、実際、個体値厳選をする意味ってあるんでしょうか。

個体値厳選をする意味と、個体値厳選をするときの基準について、フーディンのサイコカッターから考えてみたいと思います。

目次

なぜ、フーディンがサンプルに選ばれているのか

フーディンは、2016年11月22日のCP調整で最大CPが1814から+1073アップして、「最大CP2887」にまで上昇しました。

フーディンの攻撃種族値は271となり、実装中のポケモンの中で、カイリューの攻撃種族値263を超えてNo.1の数値となっています。

実装ポケモン中、最強の攻撃種族値を誇るフーディンの通常技で最適技とされているのが「サイコカッター」です。


そんな攻撃種族値最強のフーディンですが、HP(スタミナ)は「紙」と表現されるほどたいしたことがありません。

  • フーディンの種族値:「HP種族値110、攻撃種族値271、防御種族値194」
  • カイリューの種族値:「HP種族値182、攻撃種族値263、防御種族値201」

と比べるとフーディンはジム戦での生存率(継戦能力)でカイリューに劣ります。

そんな攻撃特化型のフーディンの個体値について、

  1. 「HP個体値15、攻撃個体値15、防御個体値15」の45/45(個体値100%)フーディン
  2. 「HP個体値15、攻撃個体値7、防御個体値15」の37/45(個体値82.2%)フーディン
  3. 「HP個体値7、攻撃個体値15、防御個体値7」の29/45(個体値64.4%)フーディン
  4. 「HP個体値7、攻撃個体値7、防御個体値7」の21/45(個体値46.6%)フーディン

の4種類でどこまで価値が違うものなのか、考えてみたいと思います。

1~4のフーディンは、それぞれのチームリーダーからこのように評価されます。

bluelogo
1と2 「全体的に驚異的で、芸術的だ。」
3 「全体的に普通以上。」
4 「全体的になかなか活躍が難しそうだ。」
redlogo
1と2 「全体的に言うことなしね。とっても頼もしいわ!」
3 「全体的に普通の強さだと思うわ!」
4 「全体的にバトル向きではないけど、わたしは好きよ。」
yellowlogo
1と2 「全体的にトップレベルだぜ!」
3 「全体的に普通だと思うぜ。」
4 「全体的にまずまず、といったところだな。」

フーディンの対戦相手に選んだ、カイリュー、カビゴン、サイドン、ギャラドス、シャワーズの選定基準について

フーディンの対戦相手に選んだ、カイリューカビゴンサイドンギャラドスシャワーズの選定基準ですが、これは単純に実装中ポケモンの「最大CPランキング」の1位~5位を選出しています。

最大CPランキング
1位 2位 3位 4位 5位
カイリュー

カイリュー

カビゴン

カビゴン

サイドン

サイドン

ギャラドス

ギャラドス

シャワーズ

シャワーズ

単純に選んだといっても、ジム配置用のポケモンは「CPが1でも高いと、上の階に配置される」というルールのため、カイリュー、カビゴン、サイドン、ギャラドス、シャワーズの5匹がジム配置ポケモンの人気トップ5とも言えます。

実装中のポケモンのなかでは、この5匹だけが最大CP3000を超えることができます。

やはり、最大CPが3000を超えることができるのか、3000を超えることができないのか、は人気を分ける大きな基準になっているようです。

ポケモンレベル30のフーディン(通常技:サイコカッター、攻撃個体値15~1で変動)と、ポケモンレベル30のジム防衛ポケモン(防御個体値15、7、1で固定)が戦ったときに、フーディンが与えることのできるダメージはどうなる?

ここからは、

  • ポケモンレベル30のフーディン(通常技:サイコカッター)(攻撃個体値15~1で変動)
  • ポケモンレベル30のジム防衛ポケモン(防御個体値15、7、1で固定)

が対戦した場合に、フーディンがジム防衛ポケモンに与えるダメージがどのように変化するのかをみていきたいと思います。

最初の表は、

  • ポケモンレベル30のフーディン(通常技:サイコカッター、攻撃個体値15~1で変動)がジム攻撃側のとき、
  • ポケモンレベル30で「防御個体値15で固定」のジム防衛ポケモン(カイリュー、カビゴン、サイドン、ギャラドス、シャワーズ)に対して、サイコカッターが与えることのできるダメージ値はいくつになるのか?

をまとめたものです。

フーディンの攻撃個体値15~1ごとに、各ジム防衛ポケモンに対して与えることのできるダメージ値を確認してみましょう。


攻撃側
フーディン
VS 防御側
各ポケモン
フーディン ポケモン
  • レベル30
  • 攻撃個体値:15~1で変動
  • 通常技:サイコカッター
  • レベル30
  • 防御個体値:15で固定
フーディンの
攻撃個体値
カイリュー カビゴン サイドン ギャラドス シャワーズ
15 6 7 6 6 7
14 6 7 6 6 7
13 6 7 6 6 7
12 6 7 6 6 7
11 6 7 6 6 7
10 6 6 6 6 7
9 6 6 6 6 7
8 6 6 6 6 7
7 6 6 6 6 7
6 6 6 6 6 7
5 6 6 6 6 7
4 6 6 6 6 7
3 6 6 6 6 7
2 6 6 6 6 7
1 6 6 6 6 7

結果は、「カビゴンに対してだけ、フーディンの攻撃個体値10と11で差が出る。その他のポケモンに対しては、フーディンの攻撃個体値厳選をしても、与えられるダメージに差は出ない」というものでした。

次に、ジム防衛ポケモンの防御個体値を15固定から1固定に下げた表を確認してみましょう。


攻撃側
フーディン
VS 防御側
各ポケモン
フーディン ポケモン
  • レベル30
  • 攻撃個体値:15~1で変動
  • 通常技:サイコカッター
  • レベル30
  • 防御個体値:1で固定
フーディンの
攻撃個体値
カイリュー カビゴン サイドン ギャラドス シャワーズ
15 7 7 7 7 8
14 7 7 7 7 8
13 7 7 7 7 7
12 7 7 6 7 7
11 7 7 6 7 7
10 7 7 6 7 7
9 7 7 6 7 7
8 7 7 6 7 7
7 7 7 6 7 7
6 6 7 6 7 7
5 6 7 6 7 7
4 6 7 6 7 7
3 6 7 6 7 7
2 6 7 6 7 7
1 6 7 6 7 7

結果は、

  • 防御個体値1のカイリューへは、フーディンの攻撃個体値6以下と7以上で差が出る。
  • カビゴンへは、フーディンの攻撃個体値が15でも1でも、7ダメージが通るようになった。
  • 防御個体値1のサイドンへは、フーディンの攻撃個体値12以下と13以上で差が出る。
  • ギャラドスへは、フーディンの攻撃個体値が15でも1でも、7ダメージが通るようになった。
  • シャワーズへは、フーディンの攻撃個体値が15か14なら8ダメージが通るようになった。

というものでした。

最後に、ジム防衛ポケモンの防御個体値を15~1の平均値という意味で、「7」に固定した表を確認してみましょう。


攻撃側
フーディン
VS 防御側
各ポケモン
フーディン ポケモン
  • レベル30
  • 攻撃個体値:15~1で変動
  • 通常技:サイコカッター
  • レベル30
  • 防御個体値:7で固定
フーディンの
攻撃個体値
カイリュー カビゴン サイドン ギャラドス シャワーズ
15 7 7 6 7 7
14 6 7 6 7 7
13 6 7 6 7 7
12 6 7 6 7 7
11 6 7 6 7 7
10 6 7 6 7 7
9 6 7 6 7 7
8 6 7 6 6 7
7 6 7 6 6 7
6 6 7 6 6 7
5 6 7 6 6 7
4 6 7 6 6 7
3 6 7 6 6 7
2 6 7 6 6 7
1 6 7 6 6 7

結果は、

  • 防御個体値7のカイリューへは、フーディンの攻撃個体値15だけが7ダメージを通すことができる。
  • 防御個体値7のカビゴンへは、フーディンの攻撃個体値が15でも1でも、7ダメージが通る。
  • 防御個体値7のサイドンへは、フーディンの攻撃個体値が15でも1でも、6ダメージが通る。
  • 防御個体値7のギャラドスへは、フーディンの攻撃個体値8以下と9以上で差が出る。
  • 防御個体値7のシャワーズへは、フーディンの攻撃個体値が15でも1でも、7ダメージが通る。

というものでした。

ダメージ1の違いは何を生み出すのか。倒すまでの時間が数秒変わってくるよ!

ここまで、フーディンの攻撃個体値の違いによって、ジム防衛ポケモンに与えることのできるダメージ値の違いを見てきましたが、与えるダメージが1違うということは何を生み出すのでしょうか。

ダメージ値の違いが生み出すものは、「倒すまでの時間」です。

例えば、ポケモンレベル30でHP個体値15のカビゴンのHPは「245」です。

カビゴンのHP全部を、フーディンの「サイコカッター」で削るとして、倒すまでの時間をみてみます。

フーディンカビゴン

(1)ポケモンレベル30の「HP個体値15、防御個体値15」のカビゴンのHP245を、「攻撃個体値15」のフーディンの「サイコカッター」(ダメージ7)で削る場合
カビゴンHP245÷「サイコカッター」(ダメージ7)=35回攻撃で倒せる(1回攻撃に0.57秒かかるので、合計19.95秒で倒せる)
(2)ポケモンレベル30の「HP個体値15、防御個体値15」のカビゴンのHP245を、「攻撃個体値10」のフーディンの「サイコカッター」(ダメージ6)で削る場合
カビゴンHP245÷「サイコカッター」(ダメージ6)=41回攻撃で倒せる(1回攻撃に0.57秒かかるので、合計23.37秒で倒せる)

(1)と(2)の差は3.42秒です。

カビゴンも倒されるまでの間、何もしないわけではなくて、こちら側を攻撃してきます。

フーディンがカビゴンを倒すまでの時間が3.42秒早いということは、その時間分のカビゴンからの攻撃をまるまる受けないということになりますので、与えるダメージが1多いということは、受けるダメージ量が減って、より長い時間ジムでバトルを継続できることにつながるのです。

通常は、ジムを防衛しているポケモンの防御個体値を知ることはできませんから、確実に与えることのできるダメージの最大値を狙える「攻撃個体値15」厳選には、意味があることになります。

CPはあくまでも総合的な強さの目安。HPにはHP個体値、攻撃力には攻撃個体値、防御力には防御個体値しか関係しません

ここで、あらためて個体値についてのおさらいですが、個体値には

  • HP個体値
  • 攻撃個体値
  • 防御個体値

の3種類があります。

そして、計算式のなかで、

  • HPにはHP個体値
  • 攻撃力には攻撃個体値
  • 防御力には防御個体値

しか関係しません。

CPの数値計算式には「HP個体値、攻撃個体値、防御個体値」の3種類ともが関係しますが、CPはあくまでも総合的な強さの目安にすぎません。

そのことを前提に、次は、フーディンの防御個体値(15~1で変動)に対して、ジム防衛ポケモン側がそれぞれの通常技で攻撃してきた場合の「受けるダメージ」をみていきましょう。


攻撃側
各ポケモン
VS 防御側
フーディン
ポケモン フーディン
  • レベル30
  • 攻撃個体値:15で固定
  • 通常技:それぞれ
  • レベル30
  • 防御個体値:15~1で変動
フーディンの
防御個体値
カイリュー
りゅうのいぶき
カビゴン
したでなめる
サイドン
どろかけ
ギャラドス
かみつく
シャワーズ
みずでっぽう
15 5 4 11 5 4
14 6 4 11 5 4
13 6 4 11 5 4
12 6 4 11 5 5
11 6 4 11 5 5
10 6 4 11 5 5
9 6 4 11 5 5
8 6 4 11 5 5
7 6 4 12 5 5
6 6 4 12 5 5
5 6 4 12 5 5
4 6 4 12 5 5
3 6 4 12 5 5
2 6 4 12 5 5
1 6 4 12 5 5
※表だけでみると、サイドンから受けるダメージが際立って大きく見えますが、サイドンの「どろかけ」の攻撃間隔は1.35秒/1回のところ、例えばカイリューの「りゅうのいぶき」の攻撃間隔は0.5秒/1回なので、実際は「りゅうのいぶき」のほうが大きなダメージを与えることのできる技です。

結果は、

  • 攻撃個体値15で通常技が「りゅうのいぶき」のカイリューからは、フーディンの防御個体値15だけが5ダメージにとどめることができ、フーディンの防御個体値14~1は6ダメージを受けることになる。
  • 攻撃個体値15で通常技が「したでなめる」のカビゴンからは、フーディンの防御個体値が15でも1でも、4ダメージを受ける。
  • 攻撃個体値15で通常技が「どろかけ」のサイドンからは、フーディンの防御個体値8以上なら11ダメージにとどめることができ、フーディンの防御個体値7以下なら12ダメージを受けることになる。
  • 攻撃個体値15で通常技が「かみつく」のギャラドスからは、フーディンの防御個体値が15でも1でも、5ダメージを受ける。
  • 攻撃個体値15で通常技が「どろかけ」のサイドンからは、フーディンの防御個体値13以上なら4ダメージにとどめることができ、フーディンの防御個体値12以下なら5ダメージを受けることになる。

というものでした。

ジムバトルの実戦上では、トレーナーの操作するフーディンは相手の技を「回避」することができます。

「回避」に成功すると、相手から受けるダメージを75%カットすることができます。

なので、例えば防御個体値15のフーディンが、通常技「りゅうのいぶき」のカイリューから受ける攻撃を回避したとしたら、ダメージは本来の受ける「5」の75%カットで「1」になる計算です。
※小数点以下切捨て。

防御個体値15のフーディンと、防御個体値1のフーディンが、「りゅうのいぶき」を覚えたカイリューの攻撃を「回避」した場合としない場合で、比較してみましょう。

上記の表からわかるように、フーディンが受ける本来(回避なしのとき)のダメージ値はそれぞれ、

  • 防御個体値15のフーディン…5ダメージ
  • 防御個体値1のフーディン…6ダメージ

となります。

フーディンの
防御個体値
回避なし 回避あり
15 5ダメージ 1ダメージ
1 6ダメージ 1ダメージ

この結果を比較すると、防御個体値は14も違うのに、「回避」によって、防御個体値1でも防御個体値15と受けるダメージを同じにできることがわかります。

また、防御個体値15で回避しなかった場合よりも、防御個体値1で回避した場合の方が、受けるダメージが少なくなる逆転現象が起きています。

この比較でもわかるように、防御個体値厳選は、ジムバトルで「回避をする」「回避をしない」によって大きく価値が変わってくるのです。

実戦上では、回避をし損ねたり、ゲージ技以外は回避をしない戦い方をする場合もありますので、防御個体値も高ければ高いほど、もちろん意味があります。

防御個体値が低くても、回避技術で受けるダメージ値を低く抑える戦い方はできるということです。

フーディンのHPは、個体値ごとにどの程度変化するのか?

フーディンのHPは、個体値ごとにどの程度変化するのでしょうか。

表で確認してみましょう。

ポケモンレベル30のフーディンのHP(HP個体値15~1で変動)

HP個体値 HP実数値
15 91
14 90
13 89
12 89
11 88
10 87
9 87
8 86
7 85
6 84
5 84
4 83
3 82
2 81
1 81

HP個体値15とHP個体値1のHP差は「10」、HP個体値15とHP個体値7のHP差は「6」、でした。

これはもう単純に、HPが高いほど相手から受け止めることのできるダメージ量が増えるわけですから、HP個体値は高いほどいいということになります。

ちなみに、HPが高いことで評価の高いラッキー(HP種族値500! フーディンのHP種族値110の約5倍、タフさに定評のあるカビゴンのHP種族値320の約1.5倍です)でも、HP個体値15とHP個体値1のHP差は「10」しか変わりません。

そもそものHPの総量は、個体値ではなく種族値によるものが大きいのです。

まとめ。高攻撃個体値厳選は与えるダメージを増やしてバトル時間短縮を狙える。高防御個体値厳選は直撃で受けるダメージを減らす効果を狙える。回避すればさらに受けるダメージを減らせる。HP個体値厳選でジムバトルでの生存率(継戦能力)を高めることができる

ここまでをまとめると、

  • 高攻撃個体値厳選は与えるダメージを増やしてバトル時間短縮を狙える。
  • 高防御個体値厳選は直撃で受けるダメージを減らす効果を狙える。回避すればさらに受けるダメージを減らせる。
  • HP個体値厳選でジムバトルでの生存率(継戦能力)を高めることができる。

ということがわかりました。

ジムバトルにおける個体値厳選は、総合的に「ジムバトルでの生存率(継戦能力)を高める効果」を狙うことにいきつくようです。

ここで、冒頭で設定したお題に戻って考えてみます。

フーディンの個体値について、

  1. 「HP個体値15、攻撃個体値15、防御個体値15」の45/45(個体値100%)フーディン
  2. 「HP個体値15、攻撃個体値7、防御個体値15」の37/45(個体値82.2%)フーディン
  3. 「HP個体値7、攻撃個体値15、防御個体値7」の29/45(個体値64.4%)フーディン
  4. 「HP個体値7、攻撃個体値7、防御個体値7」の21/45(個体値46.6%)フーディン

の4種類でどこまで価値が違うものなのでしょうか。

対カイリュー戦(通常技「りゅうのいぶき」)で考えてみます。

フーディンカイリュー

1と2のフーディンですが、攻撃個体値が「15」と「7」という差があります。

この差は、カイリューの防御個体値次第では、カイリューに与えることができるダメージが「1」多いか少ないかという差につながります。

リーダーの評価は同じ「最高評価」を受けながらも、ジムバトル実戦上では相手を倒すまでの時間にハッキリ差が出るということになります。

1と3のフーディンですが、1が「最高評価」、3が「普通」という評価にもかかわらず、攻撃個体値がともに最高値の「15」であることから、カイリューに与えることができるダメージ値に差はありません。

リーダーの評価を分ける要因のひとつとなっているHP個体値差は、HPの数値に直すと「HP6差」となります。

カイリューの「りゅうのいぶき」の攻撃によって、フーディンが受けるダメージはこのようになっています。

フーディンの
防御個体値
回避なし 回避あり
15 5ダメージ 1ダメージ
1 6ダメージ 1ダメージ

なので、1のフーディンの方が3のフーディンと比べて、カイリューの攻撃を1発~6発余分に受け止めることができるアドバンテージがあることになります。

「回避をしない戦い方」であれば、1発~2発の被弾が勝敗をわけることは考えにくいので、1戦限定で考えたらほとんど差はありませんが、「敵の全攻撃を回避する戦い方」であれば、HP個体値の差が生み出す「6発余分に被弾できる」というアドバンテージはかなり大きいです。

2戦以上する場合に、HP個体値厳選と防御個体値厳選の効果を実感できます。

2と3のフーディンですが、3のフーディンは全体評価は「普通」ですが、攻撃個体値だけをみると最高評価となる「15」です。
対して、2のフーディンは全体評価は「最高評価」ですが、攻撃個体値だけをみると「7」と平均的です。

攻撃力に関係するのは「攻撃個体値」だけですから、攻撃力だけを考えるなら3のフーディンは2のフーディンに勝ります。
与えるダメージは、3のフーディンのほうが「1」多くなるのです。

与えるダメージ差はバトル時間の短縮に寄与しますので、バトルの展開によっては、2のフーディンが持つ
「高い防御個体値の効果で直撃ダメージを「1」少なくできる。高いHP個体値の効果でHPが多い分、相手からの攻撃を余分に受け止めることができる」
というアドバンテージが吹き飛ぶ可能性があります。

HP個体値が生み出すHP差は、被弾によって失われる限定的な要素ですが、攻撃個体値が生み出す与えるダメージ値の差はバトル中、回数制限無しに続く要素です。

防御個体値が生み出す直撃ダメージ値の差もバトル中、回数制限無しで続く要素ですが、「回避」によって個体値差はなくなります(今回はフーディンVSカイリューで考えているので差は生まれませんが、対戦ポケモンによっては回避をしても「防御個体値が高ければ1ダメージを受ける、防御個体値が低ければ2ダメージを受ける」と差がつく場合があります)。

こういった点が、トレーナーの好みによって評価を変えるポイントになりそうです。

1と4のフーディンですが、「個体値100%」のフーディンと「バトルでの活躍は難しい」と評価されるフーディンには、

  • 「サイコカッター」で与えることのできるダメージに「1」の差がある
  • カイリューの「りゅうのいぶき」から直撃で受けるダメージに「1」の差がある
  • HPの数値に「HP10」の差がある
  • カイリューの「りゅうのいぶき」を回避することに成功した場合、1と4のフーディンのどちらもがカイリューの「りゅうのいぶき」から受けるダメージを「1」に抑えることができるが、その場合、1のフーディンの方が4のフーディンと比べてHPが「10」多い分、カイリューの「りゅうのいぶき」から受けるダメージを「10発余分に受け止める」ことができる

という差があることがわかりました。

この差をどう考えるか、が個体値厳選の分かれ目でしょう。

1戦限定で考えれば、1のフーディンも4のフーディンも勝って戦いを終えます。

戦い終わったときの、倒すのにかかる時間が短いのか長いのか、2戦目に突入する時の残りHPが多いのか、少ないのか。

個体値厳選は、突き詰めれば「2戦目に入ったときの、ポケモンの状態」「3戦目に入ったときの、ポケモンの状態」がどのようになるのか、どのようにしたいのか、がポイントになるのかもしれません。

以上、それぞれを比較しながら考えてみました。

「個体値厳選」には、微差ながらも、歴然とした差があることがわかりましたが、どの点に価値を感じるか、個体値の差をどう評価するのかは、トレーナーの判断次第でしょう。

ただ、1戦限定で考えれば、「技厳選」をとことんこだわるべきです。

フーディンはHPが少ないポケモンなので、2戦目のことを考えずに、通常技の最適技とされる「サイコカッター」、ゲージ技の最適技とされる「サイコキネシス」の技を厳選したほうが、強さを実感しやすいかもしれません。


いかがだったでしょうか。

ポケモンGOでは、リーダーのセリフで、個体値をおおまかに知ることができます。

そして、「個体値15」だけはリーダーのセリフから特定できます。

bluelogo
評価コメント 意味
「特筆すべきは、「こうげきorぼうぎょor HP」の高さ。」 その力が1番高い
「それでいて、○○も引けを取らない。」 ○○も1番高い力と同じ数値
「この点において測定できないほど高い。最高だ!」 一つ以上の個体値が最も高い「個体値15」
redlogo
評価コメント 意味
「「こうげきorぼうぎょorHP」が際立ってるわ。」 その力が1番高い
「あと、○○にも驚いているの。」 ○○も1番高い力と同じ数値
「ここに注目すると、最高ね!胸が熱くなる!」 一つ以上の個体値が最も高い「個体値15」
yellowlogo
評価コメント 意味
「なんといっても、「こうげきorぼうぎょor HP」がスゴイ。」 その力が1番高い
「○○もスゴイぜ!」 ○○も1番高い力と同じ数値
「今まで見たなかでも、最高の部類だぜ!」 一つ以上の個体値が最も高い「個体値15」
【ポケモンGO】ポケモンの個体値を判別!チームリーダーが強さを評価する「ポケモンを調べてもらう」のセリフ一覧
9月14日のアップデートで「ポケモンを調べてもらう」機能のコメントが修正されました。 捕まえたポケモンの個体値を調べる際に、ぜひ活用し...

さらに詳しく個体値を調べたい方は、ポケマピの「個体値計算ツール」を使うと、リーダーの評価だけではわからない「HP個体値」「攻撃個体値」「防御個体値」「ポケモンレベル」を知ることができます。

リーダーに「普通」とか「活躍は難しそう」「バトル向きではない」「まずまず」とか言われてしまったポケモンでも、個体値の数値の配分次第では、「100%個体値」のポケモンに迫る活躍が期待できるかもしれません。

個別の個体値情報を知った上でジムバトルで戦うと、なかなかじわじわきますので、ぜひお試しください。

【ポケモンGO】個体値計算ツール
ポケモンの個体値を計測するツールです。チームリーダーのセリフも設定することで、簡単に詳細な個体値を調べられます。
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